2011年10月15日土曜日

がんばってます、福島【銀座フェニックスホール】

銀座で賑わっているのはAppleStoreだけではありません。ここ銀座フェニックスホール(紙パルプ会館)前では昨日から福島物産展が行われております。



まずは「福島桃の恵ストレート」と「国産福島伊達産トマト完熟栽培とまとじゅーす」でガッチリ行こうと思います。

今ここで買い物をすると抽選券と飯坂温泉タマゴ二個が付いてきます。皆様もぜひ小さな復興支援を!

花椿ビスケット by 資生堂

久しブリブリの甘いものシリーズです。


いつもお世話になっているアヘッドラボラトリーズから急患来院!そして頂き物をしてしまいました。ごちそうさまです!


おごそかな白缶に入った資生堂パーラーの「花椿ビスケット」。お馴染みの花椿マークがドーン!です。


資生堂とは面白い会社だな、どんな人がやっているのかなと思っていたのですが、現名誉会長の福原義春さんのお話がラジオ版学問のススメで一時間タップリ聴けます。華やかな表舞台とは裏腹に、やはり苦労人です。



ラジオ版学問のススメは私の貴重な情報源の一つ。すべて無料でダウンロードで来ます。必聴です!皆さんも是非お聞きになってみてくださいね。



iPod mini の思い出

これは私が日本で○番目かに手に入れた?と思われる、iPod mini にまつわるドーデモいいお話です。

今はもう稼働していない、思い出のiPod mini

2004年2月、私は一人アメリカのデンバー国際空港に降り立ちました。凍り付いたレンタカーのドアを力づくで開け、キーを捻る。目指すはコロラド州ボールダー

ハイウェイに乗り、飛行機の中で必至になって暗記したルートを辿り、冷や汗をかきながら運転すること一時間。

到着したモーテルの駐車場で深呼吸をし、周囲を見渡す。

「俺、この街に住んでいたんだな…」

実は私は幼少の頃、半年間ですがこの街に住んでいました。いつか行ってみたいと思っていたのですが、たまたま学会でアメリカに行く予定があったので、その前を利用して行ってみる事にしたのでした。

その時の話はすでに別に書いたものがあるので、いつかこのブログにも載せたいと思います。ここではもう一つのお話を。

Flatirons と呼ばれる山並み

Apple の iPod 、私の周りでも何人かがそれを持っていました。しかし私は全く欲しいと思いませんでした。だいたい不便だろうと。それにデカイ。

私はいわゆる「手ブラ派」で雨の日でも傘を持ちたくない性分。普段の所持品は財布・キーケース・定期券入れ・携帯電話の4点。携帯には不便ながら音楽を入れて通勤時に聴いているというパターン。(操作性は思いっきり悪かった…)

ここにiPod が加わったらもう無理。しかし iPod に mini が出る。しかも5色もある。うーん、これはいいかもしれない。

しかし日本での発売は半年遅れ、しばらくお預けです。ところが発売日を見ると2月20日、私が渡米するのはその数日後。これはもしかして買えるかもしれない!?

私が幼少期を過ごしたCanion Creek

現地では昔住んでいたアパートや通っていた幼稚園を探しに行ったり、両親の知人を訪ねてきたりしてました。そして「どっかにiPod mini 売ってるようなお店ないかな〜」と探していたのでした。

そしたらありました!昔母とよく食材を買いに来たKING SUPERSのある一角に大型電気店。実はこの周囲はショッピングセンターだったんですね。ぜんぜん知りませんでした。

KING Soopers

で、たどたどしい英語でiPod mini はあるかと尋ねると「ナイ」と予想通りの返事。しかしここで引き下がる訳には行きません。「本当かい?日本から来たんだが、一台くらいないの?」

するとお店のお兄さんは店の奥に行き、待たせる事10分、なんと一台のシルバーのiPod mini を出してきました。なんだ、あるじゃん!

なぜ在庫があったのかは解りませんが、とにかくラッキーです。私は喜び勇んでモーテルに帰り、さっそくPoweBookと繋ぎシンクロを完了。アメリカで買ったのに、日本語の表示が直ちに出てくるのはさすがです。

そして私はiPod mini をポケットに、なぜか日本の曲を聴きながらボールダーの街を歩いていたのでした。

Boulder のダウンタウン

さて学会が終わり日本に帰ると案の定「iPod mini 入手困難」とのアメリカの状況が頻繁に報道されています。しかし私の手の中にはすでにそれが。フフフ!

しかし私はこれを周囲に見せびらかすような下品なマネはいたしません。ひっそりとポケットに忍ばせ、大好きな曲を聴きまくりです。そして始めて手にしたiPodの造りに関心していました。これがSONYを引っ繰り返したものなのかと。

しかししかし、使って2ヶ月もすると、どうもクリックホイール(あの独特の丸いボタン群)の調子がおかしい。押すだびにものすごい雑音がしたり、音量調整も不安定だったり。ついにはとても常用できる状態ではなくなってしまいました。

さてここで問題。アメリカで買った、しかも日本未発売のiPod miniは日本で修理できるのでしょうか?答えは、できます!です。

結局アメリカで買った思い出のiPod miniは、まだ発売前の日本で交換となってしまい、ちょっと有難みが薄れてしまいました。しかしその後iPhone3Gが出るまでの4年間もの間、私のメインプレーヤーとして君臨し、数々の情報を私にもたらしたのでした。

 オマケ1:ボルダーに現れたリス君 さすがは山岳都市 人獣一体です
さて Steve Jobs がもたらした多くの偉業がマスコミを賑わせています。私が一つ挙げるとしたら、Mac や iPod の成功よりも、iTunes Music Store を成立させた事ではないかと思います。

特に日本では著作権や版権などが複雑に絡み、音楽のネット販売は誰もが考えていた事でありながら実現しませんでした。Jobsでなければこれほど早くまとめあげる事はできなかった事だと思います。

著名な音楽家とも交流を持ち、最終的には社名で対立していたビートルズの楽曲までもラインナップに加わりました。テレビ番組や映画・新聞に本まで、ダウンロード販売の路を大きく切り開いたのが彼の一番の功績だと思います。

オマケ2:STARBUCKS COFFEE BOULDER

Jobs は人間的には相当難しかった人のようですが、おそらくこれから彼のような破壊的創造を進める事ができる人が求められるような風潮になるでしょう。

彼の超一流のプレゼンテーションを「エスキモーにでさえ氷を売ることができる」と評した人がいます。エスキモーにとって氷はどのような魅力があるのか私にはわかりませんが、情熱を持って自分が信じる未来を語る事が大切という意味でしょう。

Apple 製品を見ていると自分の仕事や日常に活かす事ができる何かがいっぱいある事に気がつきます。本もたくさん出ていますので、少しずつ読んで行こうと思います。

2011年10月9日日曜日

Wallstreet と Room-A:ムダなデザインは何のため?


吉田歯科診療室のRoom-Aと呼ばれる一番大きい部屋に入ると、その正面に歯科医院らしかぬムダとも思える大きな棚があるのに気がつきます。そしてその左下には一台の黒いノートコンピューターが意味もなく鎮座しています。

これこそSteve Jobs 流のムダなデザインをくむ PowerBook G3、通称Wallstreetであります。そしてここRoom-Aも、ムダなデザインを具現化した部屋でもあります。何のため?


Room-Aのコンセプトは「あらゆる治療を快適にこなせるよう工夫をする一方、患者さんには歯科医院を感じさせないように配慮した部屋」です。

基本的には手術室仕様で、アシスタントや麻酔医など大人数でも大丈夫なように広めとし、壁には独立した吸引系統・天井にはクリーンエリアプラスという特殊な空気清浄ユニット・もちろん顕微鏡にレーザー2台・レントゲンコントロール用PC… と書くとずいぶん仰々しいイメージですが、そう感じさせないよう配慮したのが正面の大きな棚。

患者さんが座ると正面はただの壁、、、こういうのはいやだったんです。そこで正面には太めのフレームの大きな棚を置き、本や小物を置いて和んでもらう。先進性を持たせながらもできるだけ診療室というイメージを払拭しようとしたのがこの部屋です。

ちなみにRoom-AのAはAdvance, Amusement, Amaizing という意味を、また Room-B は Basic、Room-C は Care という事になっています。



さてこんな棚を正面に置いたものですから実は不便もあります。棚の下の扉には麻酔器材や細々とした手術器具を収納していますが、ここからものをとるのは便利ではありません。

こういう棚は普通患者さんの頭側にあるものです。しかしこの部屋は逆、器具を出すのは頻繁ではないにしろ不便は不便です。

しかしそうまでしてでも棚を患者さんに見える位置に置きたかった、そのおかげでこの部屋は一般的な歯科医院とは違う雰囲気を出す事ができていると思います。自分で言うのもなんですが。。。


デザインにはある種のムダが必要なのかもしれません。小さな歯科医院でそれを実現するのは簡単ですが、大企業でそれを押し通したのは本田宗一郎とSteve jobsしか知りません。

普通ノート型コンピューターと言えばできるだけ無駄を削ぎ落し、シンプルな味も素っ気もないものになりがち。しかしWallstreetはそれこそ無駄とも思える曲面を多用し、必要以上に大柄です。(その後の初代iBookはもっと極端でしたが…)


確かにそのせいで持ちやすかったり手に馴染んだりなのですが、どうも鞄への納まりが悪い。車での移動が多いアメリカ人と違い、電車で移動する事が多い日本人には辛い仕様です。

ただしこのWallstreetは、私が持ち歩き用に買ったものではありません。まだレントゲンがアナログだった時代、フィルムを透過原稿用スキャナーで取り込んでユニット脇のiMacで患者さんにお見せするために、当時まだ狭かったレントゲン室内に置くために知り合いの先生から買ったものです。

1999年、日本橋時代の吉田歯科診療室。ユニット脇のiMacで写真やレントゲンの閲覧をしていた。

前の持ち主とは陰陽五行を臨床で実践する漫画家歯科医師、横浜は元町開業の堀内信孝先生、Steve Jobs の罠にハマった一人です。

それまでレントゲン室ではPerforma5440という黒いデスクトップ型を使って取り込みをしていたのですが、どうにも大きく邪魔でしかたがありません。実は大判のレントゲン取り込みスキャナーにはSCSIという規格の接続方法しかありませんでした。その規格に合った省スペースのノート型コンピューターが欲しかった、そう言う訳で確か四万円で譲っていただいたものです。


Wallstreet を改めて眺めると、小さなトラックパッドなど確かに時代を感じさせずにはいられないデザインです。しかしカッコいい、あまりにムダなデザインにホレボレする、思わず電源を入れてみたくなります。

その有機的なデザインはJobs がデザインしたものではありません。しかしコンセプトを出し、こういうものを造りたいという思いをデザイナー(Jonathan Ive ?)に伝える力、製品出荷まで一貫して注文を出すワンマンぶりは今の大メーカーにはないウルサさでしょう。それを少人数ではなく大人数の組織でやってしまうから凄いのです。ある本にはこうあります。

Jobsが売ろうとしているのは製品ではない。より良い未来と言う夢なのだ。

Jobs には物作りのためではなく、使う人の生活や夢の実現にフォーカスしたストーリを持って製品開発をするといいます。だから今でも電源を入れてみたくなるような雰囲気を出しているのでしょう。そんなコンピューターが他社にあるでしょうか?

一見実用性を無視したデザイン、しかしその奥底にある思いを感じたとき、それはとても愛着がある道具以上のものとして、さらにはあらゆるインスピレーションを刺激するツールに変貌します。


さてRoom-Aのムダとも思える棚、これは私がムダ以上のものがあると思って造ったものです。そしてその左端にはWallstreetが。それを意図して置いたものではないのですが、今となると何か不思議です。

もちろん私はJobsにはなれませんが、この部屋は皆様の未来を思って造った部屋です。そんな事をちょっとだけ感じてこの部屋にはいっていただけたらななんて思います。

あーっ、すっごい駄文でしたね〜

PS:実際私が持ち歩きに使ったのはWallstreetの二つ後のPismoと呼ばれる半透明の茶色のキートップを持つ、もう少し薄くなったPowerBook G3でした。これはそれこそどこにでも持って行き、多くの原稿やプレゼンをこなしてきた思いで深い相棒でした。これはWallstreetよりさらに美しいデザインで、診療室の奥にそっとしまってあります。

2000年、ドイツでの研修に同行したPowerBook G3、通称PISMO

2011年10月6日木曜日

本当に世界を変えた人だった!


たまたま今日は8日の土曜診療の振替休日。前日の雨がウソのようにあがり、気持ちよく外で原稿整理をしようと思いやってきた銀座テラス(銀座三越屋上)。そこで開けた MacBook Air に飛び込んできた朝日新聞にあった一行、それが Steve Jobs の訃報でした。

開店と同時にエレベーターに乗ったので、報道からはまだ1時間ほどしか経っていなかった頃だと思います。これはもう原稿はそっちのけ、ウェブを見あさり、そしてアレコレいろいろ考えてしまいました。


私こそがオバマ大統領が言う「彼の死を、彼が発明した製品で知った」者の一人です。

吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニックには10台ものコンピューターが稼働しています。そのうち7台がApple製、本当はもっと減らしたいのですが機能分散の必要があり、これはこれでしかたがない。

しかしもしこれらがすべて Windows であったなら、明らかに私1人で管理はできないでしょう。難解なネットワークやセキュリティ設定、トラブルのリカバリーなど、やはりMac は直感的でユーザーフレンドリー、そこそこのトラブルはずっと自力で回避してきました。(Lion になってからちょっと不安定で困っていますが、次のアップデーターに期待です。)


良く知られているように、Apple の製品には取説がほとんどありません。どんな家電製品でも最近のそれは辞書のように厚く、しかもとて見辛いのがほとんど。この差は何か?

多くの人はそれを「Mac は直感的に扱えるようにデザインされているから必ずしも必要ない」と答えるでしょう。確かにそのとおり、Apple の製品は常に「使う人の方を向いて」造られています。オモチャのようにいじっているうちに、いつの間にか使えてしまう親しみがあります。

ではその他の製品は、使う人の方を向いていないのか?もちろんそんな事はないと思います。しかしそのレベルが違う、そして何より過程が違うのではと思うのです。Jobs はこう述べています。

大事なのは、デジタルの前にアナログで考える時間を持つこと

いきなりPowerPoint に入力してはいけない、いきなりカメラのシャッターを押してはいけない。常に考え、議論し、相手をイメージし、自分をコントロールする。技術のための技術ではなく、使う人のための技術を徹底する、それが Jobs が Apple にもたらした最大の財産であり企業文化だと思うのです。

私は常々「表現力なき技術は無意味」と思っているのですが、それはたぶん Apple 製品を長らく使ってきて感じた事です。とかく昨今のIT機器は技術者レベルで考えられすぎ、あまりに解りにくい製品になっています。


翻って自分の仕事はどうか?医療技術はあまりに解りにくく、インフォームドコンセントと言いながらも、理解が得られないまま医療理論の押し付けにならざるを得ない。

顕微鏡によるLIVEで以前よりはるかに解りやすい情報提供ができるようにはなったものの、まだまだ人の心を動かせるまでにはなっていません。

Jobs は本気で世界を変えようと思い、本当に変えてしまいました。私にはそこまではできませんが、せめて自分の周りの人達だけにでも良い影響を与えられるようにやっていきたいものです。

Steve Jobs の訃報に接し、この後もいろんな事を小出しにして行こうと思います。

ありがとう、Steve Jobs !

早すぎだ!もうちょっと先があると思っていました。



【日本経済新聞】

Jobsさん、ありがとうございました。私はあなたのおかげで、苦しい事もあったが、しかし多くの楽しい事を体験させてもらいました。これからも私は「Jobsならどうするか?」と自問自答しながら生きて行く事でしょう。合掌


2011年9月27日火曜日

twitter に診療空き時間情報


PCからBlog:歯界良好をごらんの方は既にご存知と思いますが、右側に twitter のタイムラインを貼りました。ここには24時間以内の診療空き時間がある場合にその旨が掲載されます。

通常診療予約は2~3週間待ちとなりますが、突然キャンセルで当日に空き時間が出る事があります。そこで速報性のあるtwitterに空き時間情報を流す事にしました。

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