2020年12月31日木曜日

大晦日2020


まさかこんな年になるとは…誰もがそう思いながら、2020年が暮れていこうとしています。

特に日本はオリンピックという最高に華やかな舞台が完全にひっくり返され、大きな不安を持ち越しすことになりました。

このブログもほとんどのネタが新型コロナウィルス関連のものでしたし、栄養関係を中心に挙げているTwitterも、かなりのものがそれ関連で、そこそこのアクセスを集めました。

さて、あたり前になってしまった感染症から私たちは何を学び、来年はどう行動すればよいのでしょう?

私には少しだけ医学知識がありますし、日々感染と対峙しながら仕事を35年間続けてきました。ですから、これからどうすれば良いのかを知っています。しかし一般の人たちには驚異でしかありません。

人間は初めてのことや想定外の事態に直面すると、どういう行動をとるのか?それは東日本大震災のときに経験してきたことでした。さて今回、その経験は活かされたでしょうか?

震災のときは、あれは人工地震だと騒いでた人がいましたし、国がもたらした人災だという人もたくさんいましたね。今回は、感染の蔓延をどうしても誰かのせいにしたい陰謀論支持者が続出しました。コロナはマスコミが作った罠だとか、某国が侵略のために作った人造ウィルスだとか、政府がノロマだから感染が拡大した、とか。

また、新型コロナはただのカゼであり、自粛など不要という人もいました。経済の停滞を懸念する人には都合の良い考えです。しかしこれほど急激に容態が変わるカゼは今までありませんでしたが、どう説明するのでしょう。

医療機関で働く人を避ける行動をとる人も現れました。震災の時、福島から転居してきた人を遠ざけていた愚かな人と変わりません。

つまり、人は非常事態の時にどのような行動をとるのか、みんなが学ばなくはならなかった。もちろん親や学校が教えられるようにしなくてはならないのに、できませんでした。

ウィルスの暴露・感染・発症をゴチャマゼに報道しているマスコミもまた、混乱から来る誤報を繰り返しています。せめてその謝罪くらいはしてほしいものです。

**

さてそんな世間に流されず、今後私たちがなすべきことは何でしょう?

それは、感染しても発症させないように、免疫を正常化することです。

こちらに簡単に書きましたので、ぜひご参照ください。

要するに医学というピラミッドは、基礎にある重要なブロックが外れたまま積み上がり、歪な発展してきたということです。そのブロックの名前は「栄養」でした。

マスクを配るより、ビタミンCやDを配った方が遥かに効果があると思うのですが、統計やエビデンスがないだけに、普及することはありませんでした。

ウィルスの暴露は当たり前、感染も発症も確率的にしかがたない、けど重症化させない準備、これはほとんど論じられてきませんでした。

マスクより、手洗いより、外出禁止より効果的なこと、それは免疫の正常化です。経済はリモートワークだけでは廻りません。

そこに気づき、行動した人が、これから世の中を変えていくと思います。

***

さて吉田の一年は、コロナショックがなかったわけではありませんでしたが、割と堅調でした。

実際診療は1日にも休みにしていませんし(だから補助金はもらえませんでしたが…)、電車が空いていているので毎日快適に通勤していました。

しかし診療規模は意図的に縮小し、すべての患者さんの健康状態を一から把握するために私が歯ブラシの指導をしたりしてきました。

すると今まで分からなかったことが分かり、見えなかったことが見えてきました。これは大きな収穫でした。

また後でご紹介しますが、診療設備の大幅な入れ替えや新設をすることができました。

来年はそれを活かして、新しい企画やチャレンジが始まります。どうぞお楽しみに。

写真のカレンダーはお気に入りのもので、毎年同じシリーズを更新しています。今日はこのカレンターを来年用に掛け替えて帰宅します。

ではどなた様もちゃんと歯を磨いて、よい新年をお迎えください。来年はみんなで感染に負けない社会を作って行きましょう!

2020年大晦日

吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック代表 吉田格

2020年11月7日土曜日

就活衛生士の為の、 あなたに合ったクリニックの見つけ方

2年ほど前になりますが、「 現役歯科医師が教える。就活衛生士の為の、 あなたに合ったクリニックの見つけ方」という内容でインタビューを受けました。

いろいろあって、結局そのネタは使われなかったのですが、その時のインタビュー動画だけがYouTubeに挙がっています。

ウチでも現在求人をしてることもありますので、この機会にコチラに転載することにしました。3編もあります!

さて、今求められている人材とは、どのような人物なのでしょうか?吉田が私見を語っています。

若干音声が聞き取りにくいですが、がんばって聞いてくださいネ。

自分に合ったクリニックの見つけ方


面接でよくする質問は?


歩んで欲しいキャリアについて



いかがでしたでしょうか?

私個人の採用基準ですが、ご覧の通り「技術」はあまり求めていません。というか、それは後からついてくるものだと思っています。

それより、この人は信頼できるか・今までの知識とこれから取り入れる知識の擦り合わせができる柔軟性があるか・伸びしろはどれくらいあるか、の期待度が採用や評価の基準になります。

求人サイトを見ていると、休日の多さや仕事の平易さを強調して人目を引こうとしている歯科医院が多いのですが、実は裏ではその人の「人となり」を見ようとしているはずです。

もちろん求人のさいの面接とは、こちらも面接をされているわけですから、こちらも「人となり」を感じていただけるような話をしている事になります。

歯科衛生士の離職率はかなり高く、全体数と実働数は大きく乖離しています。

原因の一つは、歯科医院側がやりがいのある職場をなかなか提供できないことがあります。

一方、歯科衛生士側にも「何のために歯科衛生士をやるのか」という目的意識が希薄なまま、なんとなく就職〜転職してしまう人が多い事も、大きな原因であるように感じます。

私は一経営者として「働く価値の提供」を旨としていますし、多くの良識ある歯科医院はそのような経営や採用方針を持っているのではないでしょうか。

転職を考えている歯科衛生士さんは、以上を念頭に「自分の価値を高めることができる歯科医院」を探してほしいと思っています。

そうそう、ウチでもまだ歯科衛生士の募集を行っていますので、よろしくお願いいたします。



03-3248-0418

2020年11月3日火曜日

アメリカの顕微鏡歯科学会へオンライン配信


アメリカの顕微鏡歯科の学会、AMED(Academy of Microscope Enhanced Dentistry)で発表するために、シカゴに行ってきました!

…と言いたいところですが、既報の通りコロナリスクのために、オンライン講演となりました。

現地から写真が送られてきましたので、合わせてご紹介いたします。


日本で作ったビデオを事前に送り、映写してもらっています。壇上は会長のDr.Bill Linger。



学会を代表しての登壇ですので、まずは来年の日本顕微鏡歯科学会の宣伝。

残念ながらオンラインのみとなりますが、英語通訳もつけて、海外からの視聴者も募ります。


日本顕微鏡歯科学会には多くの「HENTAI」がおり、活発な討議や技術開発がされていると紹介。

もちろんHENTAIは褒め言葉で、昔の変態とは意味が違うことを強調しています。仲の良い間柄でのみ通用するJOKEです。

ただし、女性には絶対に使うな!と釘をさします。でないとアナタは怪我で帰国が遅れますと脅し(?)ます。

ここは笑いを取るところなのですが、オンラインなのでリアクションがまったく判りません…

謝辞:写真をご提供いただきましたHENTAIの皆様、ありがとうございました。上の写真ではボカシを入れていますが、実際にはちゃんと写してありますのでご安心を。



で、自己紹介。

実は私、6歳の時に半年間だけアメリカに住んでいました。コロラド州のボルダーという街です。

写真は2004年に訪れた時のもの。母と買い物に行ったスーパーはまだ健在でした。今もあるのかな?

写真左上は私が住んでいたアパート、右上は通っていた幼稚園です。



さて、日本の現況について。

これはもう、原文を載せちゃいましょう!

In Japan, ignorant and pessimistic media reported that "dental treatment has very high risk of infection and should not be done."
However, Japanese dentists have long practiced Standerd Precaution.
So far, no infections through dental treatment have been reported.
This is very encouraging for us.

無知で悲観的なマスコミが「歯科治療は感染の可能性がとても高いので、やってはいけない」と報道した。 
しかし日本の歯科医師はスタンダードプリコーションを以前から徹底してきた。 
だから今まで歯科治療を通しての感染は、全く報告されていない。 
この事実に、われわれは大変勇気づけられている。 

まったく、マスコミの無責任さには呆れますね。



で、ここから本題です。タイトルは、

Beyond Microscopic Practice
Considering from troubled implant cases.

顕微鏡治療の向こう側
インプラントトラブルから考える

でした。長年インプラント周囲炎などのトラブルを考えてきたことをまとめたプレゼンテーションです。





顕微鏡でインプラント周囲炎を診ていると、いろいろな疑問が湧いてきます。

特に「骨補填材」とよばれる「のちに骨に置換される材料」は100%置換されるわけでなく、残存したものが感染源になってしまうケースが散見されます。そんな事に警鐘を鳴らします。




その他の詳しい内容は学会内での有料配信ですからお伝えできませんが、結論は…

顕微鏡は確かにグレイトだ
見えなかったものが見え 
できなかった事ができるようになった
私たちはその技術の普及に努めている
しかしそれだけで満足していてはいけない
顕微鏡が使えるようになったら  
その先に何をしなければならないかを考え 
実行しなくてはならない

日本の学会を代表して話しているわけですから、単なる症例発表にとどまることなく、フィソロフィカルなことを入れなくてはいけません。



配信があったのは、日本時間で10月24日(土)の22時過ぎ。

いろいろ変更があって、私はやむを得ず新潟の実家からの生出演。だからこんな服装になってしまいました。こんな大映しにされてしまいまして…

しゃべったのは「私は英語のヒヤリングが苦手だから、質問はメールでくださいねー」でした。

なおAMEDの全講演は日本語訳がついて、まもなく配信される予定です。すでに参加申し込みをしたかた、お楽しみに!

2020年9月28日月曜日

アメリカの顕微鏡歯科学会に参加しよう!


10月22日より、アメリカの顕微鏡歯科学会 AMED に行ってプレゼンしてきます!のはずだったのですが、もちろん新型コロナの影響が強く残っており、渡航はムリに。

替わって台頭してきたウェブ開催、実は今そのためのプレゼン作りをしています。久しぶりの完全英語プレゼンなので、かなりたいへんです。

録画配信になりますので、ビデオファイルを送るだけ…とはいえ、グリーンバックを張り、マイクと照明を置き、OBSで合成して、とたいへん煩雑です。が、がんばっております💦

さて私は日本顕微鏡歯科学会を代表して行くことがとっくに決まっていたのですが、開催自体が危うかっただけに具体的なスケジュールが決まらず、いまだに私の名前がAMEDのサイトにでていません。あと1ヶ月ないのに…

そこで、というわけでもないのですが、参加を促すためにプロモーションビデオを作りました。カミカミの英語ですが、許してください!

ウェブ配信ですから、休診にしなくてすむし、渡航費もかかりません。時差があるので開催は日本時間の夜、日中用事があっても見れますし、どうやら録画配信もあるらしいです。

海外の学会に触れることがない先生も多いと思いますが、ぜひこの機会に参加してはいかがでしょう?

そして来年の日本顕微鏡歯科学会には、海外から多くの視聴者が入ってくれるようにしようではありませんか。

なんと日本からの参加者が100名以上集まるとキャッシュバックが、さらに日本語通訳も入るそうです。

こんなお得な学会は初めてです。参加登録お待ちしております。

AMEDの登録はこちらです。

なお吉田の出番は、日本時間の土曜22時からです。みんな、観てね!

2020年9月4日金曜日

吉田歯科診療室から 無料の歯周病原菌PCR検査

こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。

突然ですが、歯周病原菌の中でも最も悪性度が高い、Pg菌のPCR検査を無料で行います。

これはメーカ様のご厚意で10名様限定で行うものです。

Pg菌は単に歯周病の原因となるだけではなく、体内に入り動脈硬化・糖尿病のリスクを大きく上げたり、最近ではアルツハイマー病患者の脳内から検出されるなど、まさか?と思われる実態が明らかになっています。

https://dentalnutrition.jp/why-nutrition/road_overcoming_alzheimer_disease

つまりPg菌を増やさない治療や生活習慣が、今後の人生を大きく左右するということになります。

この機会に、ご自身のリスクについて知っておいてはいかがでしょう?

なお期限は9月15日(火)まで、先着10名さまです。

無料ですが、絶対にキャンセルしないことが前提となりますので、よろしくお願いいたします。

検査をご希望の方は、以下のサイトをご覧いただき、必ずそのページのリンクにある登録フォームからお知らせください。

https://y-dc.blogspot.com/2020/09/pcr.html

今回は特別に、当診療室の患者さんでなくても対象者といたします。お知り合いの方にもお知らせしてあげてくださいね。

メールニュースはまた改めて発信いたします。

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200904



無料!歯周病原菌PCR検査 先着査受付中

【9月15日(火)まで、先着10名様に、無料でPg菌のPCR検査をご提供いたします】


今では誰もが知ってるPCR検査。

実は吉田歯科診療室では、10年以上も前からこのPCR検査をやっています。もちろん新型コロナウィルスのためではありません、歯周病原菌の検査です。

歯周病はもうほとんどの方が罹患しているので、当たり前すぎてなかなか注目されません。一方、新しい話題性のあるコロナばかりマスコミは取り上げますの、医療の本質が歪められてしまってます(プンプン!)

さてその歯周病、原因となる細菌は数種類あるのですが、最も凶悪で問題になるのがPg菌というやつ。

Pg菌は単に歯周病の原因となるだけではなく、体内に入り動脈硬化・糖尿病のリスクを大きく上げたり、最近ではアルツハイマー病患者の脳内から検出されるなど、まさか?と思われる実態が明らかになっています。

つまりPg菌を増やさない治療や生活習慣が、今後の人生を大きく左右するということになります。

ということで、当診療室ではPg菌を含む歯周病原菌の検査を推進してきましたが、欠点は結果が出るまで数週間かかること。

しかし検査のニーズが高まるに連れ、なんと45分でPg菌の量まで検査できる装置ができました。それがこのorcoaです。


炊飯器のように見えるのが装置本体です。よく観ると、歯の形をしています。フレンドリーです!


検査キットはこんなです。専用の歯間ブラシがついており、それでプラークを採取します。

そのままお待ちいただければ結果をお渡ししますし、お帰りになってもメールやLINEでお知らせいたします。


さて、この検査キットをモニターで二週間だけお借りしています。検査キットも10セットいただきました。

ということで、9月15日(火)まで先着10名様に無料でPg菌のPCR検査をご提供いたします。



取り急ぎ、検査をご希望の方は、以下の登録フォームからお知らせください。


今回は特別に、当診療室の患者さんでなくても対象者といたします。お知り合いの方にもお知らせしてあげてくださいね。

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2020年8月16日日曜日

新刊・歯医者さんのかかり方


読売新聞に連載中の「医療ルネサンス」という記事があります。

たぶん1985年頃から続く長大なシリーズで、当初からなかなか良いことを書く記者さんがいるものだと思い、記事の切り抜きを保存したりしてきました(今も100枚ほどあります)。

時を経て10年ほど前、懇意にしている歯科コンサルタントさんのご紹介で、その記者さんと知り合いになることができました。で、そのまま患者さんに(^^)

記者さんの名前は渡辺勝敏さん、今は読売新聞メディア局専門委員として、主に医療サイトであるヨミドクターの編集に携わっています。

で、その渡邊さんが本を出しました。タイトルは「歯医者さんのかかり方」と直球ド真ん中です。


なぜか、読売新聞社からではないんですね???

で、そのヨミドクターで去年、渡辺専門委員の「しあわせの歯科医療」という連載があり、こちらでもご紹介いたしました。そう、当診療室も取材に協力し、二回登場しています。


お気付きの通り、この本はその連載に過去記事を加えて再編集したものです。

連載が始まる前、渡辺さんは「歯科は何とかしなきゃいけないなぁ」とおっしゃっていました。広く医療界を見てきただけに、重みがあります。

氏自身も過去、著名な先生にも治療していただきなかがらも、いろいろ思う事があったのでしょう。歯科は医療のなかでも一般医科と大きく異なり、特殊な場に置かれている、特に日本は、と。

本のp27にも書いてあるように、歯ブラシのかけ方というのは意外に難しいのです。気がついていただけるまでに時間はかかりましたが、やっと正しい事を書いてくれる本が世に出た事が素直に嬉しいです。

新型コロナウィルスの影響でなかなか歯科医院に行けない人が多いと思いますが、普段の自己管理(危機管理と言ってもいいかも?)の重要性が今ほど理解しやすい時期はないと思います。

東日本大震災の時も同じように自己管理の重要性が言われていたと思いますが、何か変わったかと言えば、ぜんぜんですよね。


そしてぜひこの本を読んで、何が間違っているのか、ではどうしたら良いのかを知っていただきたいのです。

以下は本の帯からの引用です。
学校や職場では歯科検診が行われ、比較的安価に歯科を受診できる環境があるのに、どうも日本人は歯の取り扱い方法を間違えてきたらしい。歯磨きをしているのに、きちんと磨けていない人は多い。だから虫歯を繰り返し、歯周病はひそかに進んでいく。虫歯が進んで神経を抜く治療を受けると、6割が失敗して再発しているのが現実だ。保険の価格設定が安く、治療で手抜きをする傾向がある。定期検診、虫歯の修復、神経を取る、歯周組織を回復する、矯正、インプラント……その実態を知った上でしっかりと歯科医を選んで受診したい。記者が自ら取材し、自ら体験し、お伝えする新常識。
こんな良い本がたったの¥840で読めるなんて、素晴らしいですね!

まだまだ外出がしにくい日々が続くと思いますが、この機会にこそこのような良書に触れることをお勧めいたします。



tel:03-3248-0418

2020年8月14日金曜日

歯磨きはステップアップして行ってほしい


3月中旬以後で診療にいらっしゃった方は「あれ?」っと思ったことでしょう。

一つは感染防御強化のために診療着が変わった事。そしてもう一つ、それは吉田がメンテナンスや歯ブラシ指導をしていることです。

新型コロナウィルスの影響で世の中大きく変わってしまいましたが、吉田歯科診療室もこれを機会に、ちょっと診療の方針を変えて臨んでいます。そしてこれはその一環です。

正しく言えば変えたと言うより初心に戻り、改めて私が考える…特に今の時代が求める「歯のメンテナンスと指導」を徹底して行おう、ということにしました。

何を厳しい事を!?って、まぁそう言わず以下をお読みになってくださいネ


私がメンテナンスの患者さんも診る、これは当初は患者数を制限すると同時に、歯科衛生士を感染から遠ざける意味で始めたものでした。

ところが患者さんを診てみると、誰一人として歯ブラシをまとも当てられていないじゃないですか?これはマズイなと…

今まで歯科衛生士に任せっきりだった歯のメンテナンスでしたが、私が言っていることや考えていることが伝わりきっていないことに気が付いたのです。

これは特に今の時代、とっても困るわけです。

なぜなら、来院が不可能になったとたん、歯の管理は100%本人依存になってしまうからです。

私たちは一般的に1ヶ月に1度のメンテナンスをお勧めしていますが、それでも31日のうち30日、すなわち96%は自身のスキル次第で結果が変わるという事です。

また残念ながら患者さんの中には「月に一度磨いていもらえるんだから…」と、手を抜いていしまっている方も少なからずおられました。

まさかの自粛要請でしたが、大災害など今後どのような事が起ころうとも、最低限の身を守る知識や技術を備えていて欲しいもの。歯磨きはその中でも栄養管理と共にとても大きなポジションを占めます。これは東日本大震災のときに痛感した事じゃないですか。


**

私は患者さんにはある程度「自己管理」ができるようになってほしい、そして歯科治療を通じて「健康観」というものに気がついてもらいたいと考えています。

これは健康保険にはない概念ですので、完全自由診療に衣替えしたわけです。

しかしこの考えが歯科衛生士に伝わりきっていなかった、当然患者さんにも伝わっていません。

忙しくて直接の指導は歯科衛生士に任せっきりだった私が悪いのですが、その反省もあって作ったのが以下のサイトです。

ここには皆様に最低限抑えておいてもらいいた、歯ブラシの重要ポイントが網羅されています。

今までは歯ブラシ練習の度、時間をかけて個別にポイントを手書きした紙をお渡ししていました。しかし残念ながら、これを見直し役立てていただいていた方はほとんどおられませんでした。

そこでこのサイトです。これを見れば、自分自身のチェックが容易にできるようになっています。

もちろん頭で理解しているのと、実際に手を動かすのは別物です。ゴルフやテニスのレッスンも、理屈は解っていてもうまくできないのと同じです。

ポイントは5つです。

  1. 片手で唇をめくり、よく歯を見ながら歯ブラシを当てる
  2. 必ずスタートポジションを決めてから動かし始める
  3. 奥歯の内側のスタートポジションは、前歯の真ん中に歯ブラシの柄が当たる
  4. まず毛束が歯間を通過するように動かす
  5. 一回一回を確実に行う

特に3は難しいうえに、覚えていない方がほとんどでした。これでは月一メンテナンスの効果も薄れてしまいます。

***

関東を中心に、また感染者が増えているという報道が相次いでいます。しかしこれは、だいぶおかしな話であることに気づいている方も多いでしょう。

どういうことかと言うと、今は感染者周囲の人を意図的に多く検査し陽性者を出し、数字上増えているように見せているからです。実際、感染症指定病院の外来は3,4月のような混み方ではありませんし、重症者数もぜんぜん少数です。

しかしまたいつ自粛要請が出されるか判らない情勢であり、さらにはこの冬にどのような形で感染が拡大するかには注意しなくてはなりません。

ですから皆様にはこのサイトをよくご覧いただき、たとえ私たちの手から離れてしまっても、ある程度の自己管理をやれるだけのスキルを身につけておいて欲しいのです。

もちろん100%自分で磨き切ることができる人はいません。そこをお手伝いするのが私たちの仕事です。

ただしそれだけでなく、せっかく毎月いらしていだたけるのですから、30%から50%に、50%から60%に、と毎回ステップアップしていってほしいわけです。

ただ磨いてもらって「あ〜、スッキリした!」で終わってしまうのは、ウィズコロナ時代には通用しません。

**


私は大学を卒業して勤務していた歯科医院で、歯ブラシ指導や歯科技工を10年以上やっていました。その時に考えていたことを今一度具現化しようとしています。

歯ブラシ指導にある程度目処がついた方は、もちろんまた歯科衛生士に委譲することになります。しかし私も勉強なので、もう暫く吉田の歯ブラシ指導が続く事が多いと思います。

繰り返しますが、時代は変わりました。皆様には、ある程度自己管理ができる人になってほしいのです。

それは大変だ!って?

いやいや、心配は要りません。なぜなら歯ブラシは死ぬまで毎日続けるわけですから、必ずうまくできるようになります。

私も今新任の歯科衛生士といっしょに、どうやったらもっとうまく伝わるか・教えられるか、を一生懸命考えています。

そしてメンテナンスの間隔が2週間から1ヶ月、3ヶ月、半年と安心して伸ばせるようになっていただきたいのです。

さあ、あなたは何ヶ月まで伸ばせるでしょう?皆様のご来院を楽しみにしています!

tel:03-3248-0418

2020年5月19日火曜日

吉田歯科診療室から Yahoo!ニュースにも転載

こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。

東京はまだ緊急事態宣言が解かれていませんが、ついにSTARBUCKSが営業を再開しました!テイクアウトだけですけどね。

あとはデパートが再開すれば人も戻ってくるでしょうが、まだまだ慎重にならざるをえません。

アフターステイホームの準備はできていますか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1・夕刊フジの記事がYahoo!ニュースにも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前回お知らせした夕刊フジに掲載された「顕微鏡懸架型ドレープ」ですが、その後ウェブで全文が読めるようになっています。

【ここまで進んだ最新治療】「エアロゾル感染」防ぐ歯科顕微鏡 患者への歯磨き指導などコロナ対策万全→https://www.zakzak.co.jp/lif/news/200512/hea2005120002-n1.html

さらに現在、Yahoo!ニュースにも転載され、コメントがついています。→https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d095b0079993d84cad3b426e2b4b5dd958f1df

去年は縁あってYahoo!ニュースには2度載せていただきました。コメントは的外れのものが多く、世論とはこういうものかと、たいへん勉強になったものです。今回はどうなるでしょう?

なお転載期間は2週間ほどと思いますので、お早めにご覧ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2・新型コロナ時代を生きる・後編
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://y-dc.blogspot.com/2020/05/blog-post19.html

シリーズでお伝えしてきましたが、ようやく完結。もっと早く出したかったのですが、診療室内でいろいろ作るものが多く、後手に回ってしまいました。

自粛が開ければ、感染機会は増えますので、明らかに第二波がきます。その時に備えるためのステイホームでもあったと思います。今回は、

・避けられない第二波
・スウェーデン式の評価
・予測不能社会
・価値観が変わった世界を楽しむ力
・良い事だっていっぱいあった
・自己防衛

の6部構成です。ぜひご覧ください。
https://y-dc.blogspot.com/2020/05/blog-post19.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3・診療を徐々に再開中
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3月下旬より診療の延期をお願いしてまいりましたが、少しずつペースを戻しはじめています。

しかし予約人数はまだ制限しておりますので、お早めにご連絡をお願いいたします。

土曜診療日や平日休診・時間外診療などの情報はトップページに一括表示されており、逐次更新しております。予約前にご参照いただければ幸いです。
https://y-dc.org/index.html#runing_time

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4・twitterも見てね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
twitterを随時更新しています。フォロワーが1,320名を越え、いろいろな反響もいただいてます。

栄養関係の反応が非常に良いのですが、通常の歯科ネタ、空き時間情報、チョイネタもつぶやいています。ぜひフォローしてみてください。

https://twitter.com/ItaruyTwit

ちなみに、以下は最近反応が良かったつぶやきです。
  ↓ ↓ ↓
ビタミン誤解の典型例
厚労省が定めるビタミンC100mg/1日とは
壊血病にならない下限にすぎない
ビタミンCは脳・白血球・胃・副腎に集積するので
1000mg摂って余剰分の900mgが排泄されるわけではなく
体調不良時には吸収量が上がることも解ってる
歯周病治療に5g/1日を勧めてる
https://mobile.twitter.com/ItaruyTwit/status/1078852188443533312

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200519


新型コロナウィルス時代を生きる・後編


中編からの続きです

避けられない第二波

東京はまだ非常事態宣言が続いています。しかし新規感染者の数もだいぶ減り、緊急事態宣言解除の日は近いでしょう。

住宅街の人出はけっこう戻っており、そういう地域の歯科医院は普通に混雑しているそうです。今のうちに治してしまおうという人が多いのでしょうか。

銀座や新宿など都心部の繁華街はまだデパートが営業していないこともあり、人影はまばらです。しかし飲食店など、営業し始めたところがたいぶ増えてきました。

TULLY'sは営業を再開、STARBUCKSはまだ、経営判断って難しいですね。

さて今後気をつけるべきは、感染の第二波です。自粛疲れから解放され人と人との距離が近くなれば、潜在患者が感染源となり、一時的とはいえ感染者が増加傾向になることは避けられません。

冷房の季節になれば、今のように換気がしにくくなります。通勤電車は窓を開けて冷房でしょうか?

また、海外ではまだまだ感染が拡大中のところが多く、少なくとも年内は渡航に慎重にならざるをえません。

私は10月にアメリカで講演予定なのですが、これは未だに実施されるかどうかわからない状況で、チケットもホテルもとれません。

スウェーデン式の評価

非常事態宣言が解除されたとき、私たちが肝に命じておくべき言葉は「喉元過ぎれば熱さ忘れる」です。

今までは逆に「羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)」でしたから、人の心はなかなか冷静で合理的な判断ができないものです。

新型コロナは、ただの風邪と同じ・インフルエンザで騒がないのだからコロナで自粛する必要などない、などどうも新型コロナをナメた話も聞くので心配です。

人類は新型コロナに初めて遭遇するわけですから、それ専用の免疫がありませんし、治療薬もありません。ですから最初はその影響をモロにくらい、大流行します。

日本は今自粛期間を通じて、抗体ができる人ができるだけ安全に増えるのを待っているわけです。集団免疫というものです。

スウェーデンは早期に集団免疫をつけるために、ロックダウンも行政による自粛勧告も行いませんでした。

最初これを評価する向きもあったのですが、新型コロナは無症状の健康保菌者の感染力がひじょうに強いために、結局は大量の感染者を出してしまい、見直しを迫られているようです。

ロックダウンを行わなかったおかげで経済は回っていたようでしたが、感染者が意外にも増えてしまったために経済の足を引っ張ってしまったそうです。

アメリカのようなロックダウン・日本の法的拘束力のない自粛・スウェーデンの自主的自粛、どれが正しいのかはまだわかりません。

もしかしたら多くの犠牲を払いながらも早期に集団免疫を獲得したスウェーデンが、来年の罹患者が0に近い…となったら、また評価が変わります。

私は日本式が良かったと思うのですが、みなさんはどうお考えでしょう?

予測不能社会

ウェブ上では、今回のコロナ騒動を予言していた人がいたことが話題になっていました。

予言にはさらに、2020年末にはまた新しいウィルスが出現して、さらにたいへんなことになると言っているそうです。

これを聞いて、皆様はどう思いますか?嘘だろう・たまたまだよ、という人。信じてしまいウェブ上で拡散する人、いろんなパターンがあります。

私はこうです。

「それはそれは、ご忠告ありがとうございます。新型コロナのおかげで、私たちは多くのことを学び、新しい秩序と社会構造を作るきっかけをもらいました。その予言は杞憂と化すでしょう」

一人一人が、ウィルスに対して適切な行動がとれるか、これは集団免疫とともに重要なことで、早期にそのような教育がなされるべきです。

予測不能な状態になったとき、人はどのような行動をとるのか、多くの理不尽な行動を見てきました。これは震災の時もそうでした。

人は自分では解決できない問題に直面すると、だれかを悪者に仕立て上げ注意をそちらに向けさせ、同意者を集めることで安心しようとします。またそれができなければ、黙ってじっとして何もしません。

そんな事をしても何も解決しないのに、脳はそういう動きをします。

コロナ騒ぎで真っ先に上がったのが、新型コロナは武漢の研究所で作られた人工ウィルスだという話でした。陰謀論が好きな人は、ここぞとばかりにまくしたてます。

なるほど話としては興味深いし、本当かもしれません。

しかし、だからどうしたというのでしょう?何が来ても、やることは変わりません。頼りになるのは、自分自身しかいないのですから。

価値観が変わった世界を楽しむ力

自粛期間が終わっても、それはアフターステイホームであって、新型コロナウィルスがいなくたった訳ではありません。新たにウィルスと共存する社会が訪れただけです。つまり「アフターコロナ」は無いのです。

ワクチンはいずれ開発され、誰の手にも渡る日が来るでしょう。ではそれまでどうするか?

答えは簡単です。手前味噌ですが、私がいつも患者さんに言っていることと同じです。

うちで採血などの検査をした人は、話が早いです。そのデーターから、栄養の過不足・ストレス・炎症・腸内環境など、病気を引き寄せる要因がいくつも見つかったはずです。

現代社会はそれらを無視し、経済活動を優先せよということでした。

健康の三大原則「運動・栄養・休養」が優先され、それが経済を牽引する、この価値観を楽しめる人が増えてくれればというのが、一医療者としての願いです。

経済とは病気を誘発するシステムの上に成り立っている事に気がついた人が増えたらなと思うのです。

そろそろそういう広報をしっかりやらなくては、という思いがさらに強くなりました。

良い事だっていっぱいあった


緊急事態宣言が発令される少し前、私は隅田川に散歩に行ったことがありました。

誰もいないだろうと思っていましたが、意外にも人が多くて驚きました。どう見ても普段ならば仕事でここにはいるはずがない人が、子供たちといっしょに遊んでいます。

これは在宅勤務で時間に余裕ができた人たちでしょう。子供たちは、お父さんが居るので大はしゃぎしています。私はそれを見て「なんだ、いいこともいっぱいあるじゃないか」と、ちょっとホっとした気分になりました。

マスコミは在宅勤務のたいへんさばかりクローズアップする傾向にあるようですが、一方で楽しいこともたくさん発見できたのではないでしょうか?

  • 家族と過ごす時間ができた
  • 通勤がなくなったことで睡眠時間がとれた
  • 空気がきれいになった
  • 読みたかった本が読めた
  • 断捨離ができた(←私はコレ)

などなど。みなさんはいかがでしたか?

そのような楽しみを発見する力、これも予測不能社会におけるたいせつな生きる力であるように思います。

自己防衛

最後に、3月5日に挙げたtwitterの投稿をご紹介します。
今回のCOVID19騒ぎで
いかに日本人が健康丸投げ主義かが
改めて露呈したと思う
・感染はマスクが守ってくれる
・治療薬がないから感染したら絶望的
・政府は何もやってくれない
そうではなく
感染は当たり前なので
発病させないよう免疫で自己防衛をしよう
そういう教育をする事こそ行政の仕事だと思う
https://mobile.twitter.com/ItaruyTwit/status/1235372119216672768

病気は医者が治してくれるものと思い違いしていませんか?

医者は病気を治すお手伝いをするだけです。治すための方法を教え、早く治るように適切な薬を処方し、時に手術をします。

そのうえで病気を治すのは、あくまで自分自身。(ムシ歯は治りませんが)

次はどんな感染症が来襲するか判りません。地震もいつかはまた来るでしょう。

予測不能な時に、どう行動すれば良いのか。震災を機にそのような教育がなされてこなかった事が残念でなりません。

そしてこの新型ウィルス騒ぎでも、そのような教育が必要であるとの声は聞かれません。

私自身が次の行動に出なくてはならない日も近い、ということになりそうです。

シリーズ「新型コロナウィルス時代を生きる」は以上です




tel:03-3248-0418

2020年5月12日火曜日

夕刊フジ5月12日号に掲載


昨日のメールニュースでお知らせしましたように、夕刊フジ5月12日号( 5月11日(月)発売)に「ここまで進んだ最新治療 エアロゾル感染防ぐ歯科顕微鏡」と題して、吉田へのインタビュー記事が掲載されました。記事の全文は以下からご覧いただけます。



記事にはすでに最新情報のサイトでお伝えしている写真を用いて、現在最も有効と考えられる顕微鏡懸架型ドレープも紹介してもらいました。


このドレープ(覆い)は現在も改良が進んでいますが、もっと透明度の高いビニールがないか探しています。

いろいろ買ったのですが、まだ満足の行く製品に出会っていません。おかげで診療室は、ビニール袋の箱が山積みです(笑)。


歯科医院では従来より「感染ありき」で動いていますので、これだけ新型コロナウィルス患者が増えているにも関わらず、歯科治療に伴う感染は一件も報告されていません。

今回新しい方法が開発され、良い機会でしたので掲載していただきました。このドレープの導入により、で感染防御の信頼性がさらに上がりました。

心無いマスコミの誤報に惑わされずに、どうぞ安心して治療にお越しください。

追記:Yahoo!ニュースに転載され、コメントがついています。掲載期間は2週間程度と思われますので、お早めにご覧ください。

tel:03-3248-0418

2020年5月11日月曜日

吉田歯科診療室から 夕刊フジに顕微鏡懸架型ドレープが掲載

こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。

銀座界隈の飲食店は、営業を再開したところが増えています。閉店は20時ですが、ランチはやっていますので、やっとお昼のバリエーションが戻ってきて嬉しいです。

先日とあるレストランに行ったら、会計の時にマスクをもらいました。ありがたく使わせていただきます。マスクの在庫、いつまで持つかな…

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1・本日発売の夕刊フジに掲載
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すでにお知らせしております「顕微鏡懸架型ドレープ」ですが、本日(5月11日)発売の夕刊フジに掲載されます。

オジサンが読む新聞ですが、ぜひご覧になってください。15時くらいには駅売店やコンビニに並ぶと思います。

歯科は従来より感染対策に非常に力を入れておりますが、これでさらに信頼性が上がりました。

なお顕微鏡懸架型ドレープについては以下をご参照ください。↓↓↓
https://www.y-dc.org/wp/information/trump_card_aerosol_measures_microscope_drape

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2・これが正しい歯ブラシの使い方【完全版】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://www.y-dc.org/wp/prevention-orthomolecula/correct_use_toothbrush

3月下旬より診療の延期をお願いしてまいりましたが、メンテナンスがうまく行かなくて悪化してしまう方が増えているのを懸念しています。

しかし通院はまだちょっと…という方のために、私たちがお教えしている歯磨きの方法を写真で解説するサイトを作りました。ポイントは以下の通りです。

1. 片手で唇をめくり、よく歯を見ながら歯ブラシを当てる
2. 必ずスタートポジションを決めてから動かし始める
3. 奥歯の内側のスタートポジションは、前歯の真ん中に歯ブラシの柄が当たる
4. まず毛束が歯間を通過する様に動かす
5. 一回一回を確実に行う

さてあなたはどこまでできていますか?詳しくは以下をご覧ください。

地味だが超重要!これが正しい歯ブラシの使い方【完全版】
https://www.y-dc.org/wp/prevention-orthomolecula/correct_use_toothbrush

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3・診療を徐々に再開中
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3月下旬より診療の延期をお願いしてまいりましたが、少しずつペースを戻しはじめています。

しかし予約人数はまだ制限しておりますので、お早めにご連絡をお願いいたします。

土曜診療日や平日休診・時間外診療などの情報はトップページに一括表示されており、逐次更新しております。予約前にご参照いただければ幸いです。
https://y-dc.org/index.html#runing_time

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4・twitterも見てね!
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twitterを随時更新しています。フォロワーが1,320名を越え、いろいろな反響もいただいてます。

栄養関係の反応が非常に良いのですが、通常の歯科ネタ、空き時間情報、チョイネタもつぶやいています。ぜひフォローしてみてください。

https://twitter.com/ItaruyTwit

ちなみに、以下は最近反応が良かったつぶやきです。
  ↓ ↓ ↓
テレワークにより通勤や会議がなくなり
仕事が快適だとの意見を多く聞く
いかに無駄な時間を過ごしてきたかという事か
本当に顔を合わせなくてはならない事と区別をつければ
能率は意外に上がるようだ
浮いた時間は家族と共にいる時間や睡眠にあてよう
今まで何を間違っていたのか考えるチャンスだ
https://twitter.com/ItaruyTwit/status/1235744682757373952


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メインサイト https://y-dc.org
栄養療法専門サイト https://dentalnutrition.jp/
バックナンバーはBlog:歯界良好で https://y-dc.blogspot.jp
インタビュー https://y-dc.org/information/interview.html
空き時間情報はtwitterで https://twitter.com/ItaruyTwit
LINE@登録 https://line.me/R/ti/p/%40ado9578r
メールニュース登録 https://goo.gl/Vc3oyb
お問い合わせ https://y-dc.org/index.html#mail_form
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吉田歯科診療室 デンタルメンテナンスクリニック
代表 吉田格
〒104-0061 東京都中央区銀座 3-11-16
VORT銀座イースト 2F
TEL 03-3248-0418 FAX 03-3248-0417

200511


2020年5月10日日曜日

某都立病院からの礼状に励まされる


感染症医療の最前線で、自身の命を危険に曝しがらも活躍する医療従事者(医師・看護師・職員)の方々に、心から敬意を表します。

先ごろ当診療室で確保していたN-95マスクの一部を都立病院2ヶ所に寄付したところ、お忙しい中ご丁寧に礼状とオリジナル付箋をいただきました。たいへんありがとうございます。



当診療室で使う分のN-95マスクは、Class-B滅菌器を使ったり紐を交換することで再利用できることが解り、今回このような運びとなりました。しかしこのままでは8月には在庫がなくなる見込み、それまでに供給されることを願うばかりです。

マスクや消毒剤の高値販売や無駄遣いが指摘されて久しいですが、感染症医療の最前線は逼迫しています。少しでもそちらに回るように、みんなで協力したいものです。

礼状最後の「これからも一緒に新型コロナウィルスと闘っていきましょう」という文章に、こちらが励まされます。

tel:03-3248-0418


2020年5月6日水曜日

医療崩壊と社会崩壊

こんにちは!吉田歯科診療室の吉田格です。

Stay Home してますか?

自粛期間は今日で終了!と思っていた方も多いと思いますが、残念ながら今自粛を解くと、また感染者が激増する気配です。

今政府は「医療崩壊」と「社会崩壊」を、どうバランスをとりながら正常化して行くかを模索しています。

私もネットで流れてくるたくさんの意見を読んでいます。「感染症病棟が持たない」「失業者が増える方が問題だ」、あなたの意見はどちらでしょう?

どちらも正解だと思うのですが、それを全国一律や、病気に対する理解度が有る人無い人に関わらず一括りにすることはどうかと思っています。

おそらく5月はなし崩し的に、事実上の段階的解除になって行くと思われます。すでに銀座の飲食店は、営業を再開しはじめた所がけっこうあります。

こうして少しずつ自然免疫が付く人が増えるのを期待しているのが5月、そういう位置付けになるのではないでしょうか。

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1・新型コロナウィルス時代を生き抜く・中編
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https://y-dc.blogspot.com/2020/05/survivenewcoronavirusera.2of3.html

前回に引き続いて、「新型コロナウィルス時代を生き抜く」の中編を公開しました。

本当は後編のはずだったのですが、文章量が多くなっちゃったのでこうなりました。

感染しても発症しないように行動する、最も重要なことだと思うのですが。

私たちのところで血液検査をされた方は、報告書をぜひもう一度ご覧になってください。そこに記された改善案は、そのまま新型コロナウィルス対策になります。

例えば検査結果には25OH vit Dという、ビタミンDの濃度が書いてあります。さて、おいくつでしたでしょうか?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2・5月11日(月)に新聞掲載
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すでにお知らせしてある「顕微鏡懸架型ドレープ」ですが、5月11日(月)に発売される、とある新聞に掲載されます。

何に掲載されるかは、当日配信のメールニュースにてお知らせいたします。お楽しみに!

顕微鏡懸架型ドレープについては↓↓↓
https://www.y-dc.org/wp/information/trump_card_aerosol_measures_microscope_drape

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3・5月7日(木)より診療再開
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明日5月7日(木)より診療を再開いたします。ただし4月と同じく、診療規模は縮小したままとなります。

私たちは以下のように感染対策を徹底した上で、皆様のご来院をお待ちしております。
https://www.y-dc.org/wp/information/new_coronavirus_decrese_method_dental_clinic

歯科は不要不急と言われてしまいましたが、それは大きな誤解です。

ただし歯磨きがある程度できている方なら、1~2ヶ月程度の保留なら取り返しはつくと思っていました。しかしさすがにこれ以上は難しいでしょう。

3月下旬より診療の延期をお願いしてまいりましたが、少しずつペースを戻して行きますのでよろしくお願いいたします。

予約人数はまだ制限しておりますので、お早めにご連絡をお願いいたします。

なお今週5月9日(土)は診療日です。

土曜診療日や平日休診・時間外診療などの情報はトップページに一括表示されており、逐次更新しております。予約前にご参照いただければ幸いです。
https://y-dc.org/index.html#runing_time

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4・twitterも見てね!
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twitterを随時更新しています。フォロワーが1,300名を越え、いろいろな反響もいただいてます。

栄養関係の反応が非常に良いのですが、通常の歯科ネタ、空き時間情報、チョイネタもつぶやいています。ぜひフォローしてみてください。

https://twitter.com/ItaruyTwit

ちなみに、以下は最近反応が良かったつぶやきです。
  ↓ ↓ ↓
今回のCOVID19騒ぎで
いかに日本人が健康丸投げ主義かが
改めて露呈したと思う
・感染はマスクが守ってくれる
・治療薬がないから感染したら絶望的
・政府は何もやってくれない
そうではなく
感染は当たり前なので
発病させないよう免疫で自己防衛をしよう
そういう教育をする事こそ行政の仕事だと思う
https://mobile.twitter.com/ItaruyTwit/status/1235372119216672768


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2020年5月4日月曜日

新型コロナウィルス時代を生き抜く・中編


前編からの続きです。

モノに頼りたがる人々


ダイヤモンドプリンセス号の入港騒ぎがあった2月初旬から、私のtwitterタイムラインにも新型コロナウィルス関連のつぶやきが頻繁に流れてくるようになりました。

私もいくつかつぶやいてみましたが、その中で反応が良かったもの一つが以下のものです。

コロナウィルス対策で
「当社の製品が効きます」的な商売が増えた
しかしもっと優先度が高いものはないか
まず睡眠
そして栄養
何を摂るかより
余計なものを食べない事こそ最重要
それをしないでモノに頼るのがよくある話
まず砂糖から辞めてはどうか
そんな!と思った人は
先の商売に嵌りやすい人だ
すぐにモノに頼りたがるのは、特に日本人は顕著ではないでしょうか。

感染はしたくない、けど今の生活を変えるのはイヤだ。

そこでお金を払ってマスクや除菌剤を買う、それで一安心…というパターンがとても多いように思います。

モノに頼りたがる人々の気持ちはもっともです。

けどもっと大切なことはないのでしょうか?

例えば砂糖は白血球の動きを鈍化させます。睡眠不足も当然免疫の低下を招きます。

モノに頼るばかりでなく、自分で行動できることはないのでしょうか?

あまりに当たり前すぎて、人の心に響かないことこそ、今求められている行動だと思うのですが。


人は誰かのせいにして安心を得る

コロナウィルスの蔓延は
人災なのか天災なのか
人は誰かのせいにする事で
共感を得て楽になろうとする
人類はいつもそうやってきたように思う
しかし今回は天災の要素の方が強い
ウィルスがいるのは当然
感染しても発症しないようにする
運動・栄養・休養
それができない人が
混乱を深めていないか
東日本大震災のとき、被災者ではないのに天災をよそに政府や東電の批判ばかりする人を嫌という程見てきました。

 今回もあまり変わっていない印象です。

  • 早くから入国制限をしていれば
  • ダイヤモンドプリンセスから簡単に帰宅させたからだ
  • PCR検査をしないからだ

言いたい気持ちは解らないわけではありません。

しかしそれをしたくても、できなかった理由を考えたことがありますか?あなたに決定権があったとしたら、それができたのでしょうか?

人はだれかを悪者にすることで安心します。それで商売をしているテレビ番組がたくさんあったそうです。

悪者を仕立て上げても、目前の問題は解決しません。繰り返しになりますが、自分にできることは何か?を考え実行することが一番大切なことではないでしょうか。


免疫力?


専門家に言わせると、免疫力という言葉はないのだそうです。もしあるのなら、何かしら測る方法があり数値で示さなくてはならない、といいます。ハィ、ごもっともなな話でして。

つまり免疫は複雑すぎて、一つ二つの要因で決まるものではありません。だから免疫力とは概念的なもので、科学的な言葉ではありません。だから測ることはできません。

同様に「免疫力を上げる」というのも不正確。免疫が本当に上がったら、自分自身を壊してしまいます。これを自己免疫疾患と言います。

では何と言ったらいいのか?正解は「免疫を正常化・適正化する」となるでしょう。免疫は高くても低くてもいけません。きちんとコントロールできている状態を維持することが大事なのですね。

ただし一般的には免疫が体の設計図通りに動いて、ウィルスを活発に捕捉しているような感じではなさそうです。そういう意味では「上げる」は当たらずしも遠からず、と言って良いでしょう。


とりあえず、ビタミンCとDを


あえて「免疫力を上げる」と言いますが、そのために必要な栄養素は何かといえば、まずビタミンCとDです。

ビタミンC


ビタミンCは誤解の多い栄養素です。量を飲んでもすぐ尿に出るから意味がないとか、ですね。

厚労省が定めた成人の最低必要量は1日100mgですが、これは壊血病が発症しないギリギリの量で、ビタミンCの持つその他の効果の不足について考えられていません。

実際にはそれ以上の量が必要で、適切に白血球にチャージされれば、その活動量が上がります。

ストレスや感染で需要〜消費量が上がりますので、厳しい環境であるならなおさら積極的に飲んでおきたいものです。

また実際に新型コロナウィルスの治療にも併用され、効果を上げているとの報告が多数挙がっていています。

ちなみに私自身は1日6-8gのビタミンCを飲んでいますし、スタッフにも3gは飲んでもらっています。

ビタミンCのさらに詳しい情報は、こちらからどうぞ。


ビタミンD


ビタミンDは骨にしか作用しないものと思われていましがが、実は全身に作用し、特に免疫能に大きく関わっていることが解っています。

吉田歯科診療室で採血したかたは、25OH-ビタミンDという項目があるはずです。さて、おいくつだったでしょうか?



ほとんどの方が20以下でしたよね。あきらかな不足です。

それは当然で、食べる量がそもそも少なく、日光にもあたらないので合成も期待できないからです。

しかし不足していても日常生活に支障はありません。ですから気がつきません。

ただし、今の世の中が日常かといえば、違います。やはり体に予備力がないといけません。

もちろん新型コロナウィルスに対するエビデンス(科学的根拠)は、先々で判断されることですが、そんなことを言っている場合ではありません。インフルエンザなどと同様の対策をするのが真っ当な考えです。例えば以下のようなことです。


この25OH-ビタミンDを50-80に保つことで、免疫の適正化が期待でき、感染しても軽症で済む確率が上がります。

なお法律上、栄養素は「◯◯◯に効く」と謳ってはいけないことになっています。

本当はマスクを配るより、ビタミンCとDを配る方がよほど感染対策になるとは思うのですが、正しく理解されないと誤用され過剰症の心配もありますので、現実的には不可能です。


本当に必要なものを選ぶ知識を


もちろんその他にも基本的なタンパク質・ビタミンB群・亜鉛・マグネシウムなど、結局すべての栄養素が要るのですが、早急な対策にはあまりに非現実的です。

私たちが栄養療法に力を入れているのは、歯科的にハギシリ対策や歯周病・インプラント周囲炎対策だったりしますが、体はすべて繋がっていますから、これはそのまま感染対策とになることがご理解いただけると思います。

自粛で外出できなくなるからと、スーパーで買い溜めに走る人が増えましたが、いち早く陳列棚からなくなったのはパンやカップ麺などの炭水化物でした。とりあえず空腹を満たすものが先に売れてしまうのです。

しかしこれは感染対策としては本末転倒です。自宅待機ですから、カロリーだけが過剰で太ってしまいますよね。

私たちは栄養療法を通じて、免疫を上げる(笑)ために本当に必要なものを選ぶ知識をお話してきましたが、お役にたっておりますでしょうか?

栄養については、改めてDentalNutrition.jpにまとめようと思います。


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