2011年10月30日日曜日

特注器材が出来てきた! Sinus Membrane Raspatory for Crestal Approach

器材の特注なんてやってみました。お金はかかりましたが、満足度が高いです。が、ちょっとカワイすぎたか?


造ってもらったのはコレ、顕微鏡を用いてサイナスリフトを歯槽頂(インプラント埋入窩)から行うための剥離子、英語でいうとSinus Membrane Raspatory for Crestal Approach ってなるんでしょうか。


ずっと手製の器具(技工士さんに頼んで鋳造してもらった)を使っていたのですが、もっと細くしたかったので、極限までやってもらいました。

クレスタルアプローチ用には同じ事を考えている先生がおり、すでに同様なコンセプトの製品は世に出ています。しかし私はもっと細く顕微鏡下でもじゃまにならないものを考えていました。これが限界なのだそうです。


昨日のオープンセミナーでもちょっと触れたように、上顎洞内に骨を造る手術ではどこから開けるかが議論されています。これについてすでに私見を2つ挙げてありますが、その後どうなんでしょう?

ラテラル vs クレスタル【歯界良好 2011-06-16】
日本国際歯科大会に行ってきた【歯界良好 2010-10-11】

なおクレスタルアプローチ、すなわち歯槽頂から開けて行く手術のビデオを昨年ご紹介いたしましたが、まだ出版社のウェブで観る事ができます。