2021年1月28日木曜日

口腔外バキュームを設置

 


コロナ禍に相応しく(?)、設備投資の第二弾は、口腔外バキュームです。

実は当診療室で使ってきているユニットの吸引力は、一般的なユニットのものとはパワーが違い、適切に使っている限りエアロゾルは問題にならないと考えられています。

ですからこのユニットの故郷ドイツには、口腔外バキュームはありません。

しかも当診療室では顕微鏡懸架型ドレープを常用していますので、直接飛沫はほぼ限界まで封じ込めています。

しかしコロナ時代になりより徹底した対策が必要、部屋の換気量をあげる必要があるとの観点から、3部屋すべてに写真のようなアーム型の口腔外バキュームを設置しました。

この設備は歯科用に販売されている製品ではなく、汎用のバキュームアームと換気扇を組み合わせて造ったオリジナルです。

多少操作性は悪いのですが、期待通りの吸引量で、施術中は足元がスースーします。

Room-A:新ユニットと顕微鏡と共に、強力なツールになりました。

Room-B:こちらでは将来安全にアマルガム除去ができるよう、さらに改良が進められる予定です。

Room-C:歯科衛生士専用ユニットにも設置しました。

写真を見て判るように、口腔外バキュームは顕微鏡懸架型ドレープの中に入ります。つまり下に堕ちようとするエアロゾルを吸い込む形になります。

これで治療に伴う気流コントロールは、これ以上できない所まで上げることができました。

これらの設備はスタッフにも好評で、敵が見えないウィルスなだけに、安心感は抜群です。

この設備の施工は馴染みの工務店さんにお願いしたのも。排気はもちろん室外ですので、天井裏に配管を通します。外までの距離が長いRoom-Cは届くのか?と思ったのですが、立派にやっていただけました。感謝です。


この設備は純粋に感染源の吸引換気を目的としており、日本歯科医師会のガイドラインでも推奨されているにも関わらず、なぜか助成金が通らず資金的に大きな痛手だったのが唯一の誤算でした。

ということで、治療中にいつもとちがう「ゴーーーーーー」という音が聞こえたら、この口腔外バキュームが稼働していますので、治療が終わったらどんなものか見てみてくださいね。

けど触っちゃダメですよ、感染源ですから!

tel:03-3248-0418

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