2017年6月9日金曜日

細胞環境デザイン学中級講座に行ってきた


抗加齢医学会を横目に、土日は京都まで行ってきました。

数々の有名スポーツ選手の栄養指導で高い実績を誇る山田豊文先生が主催する、杏林予防医学研究所アカデミー細胞環境デザイン学中級講座」の受講のためです。やっとスケジュールが合いました…

山田先生は古くから毛髪ミネラル分析をやってこられたりと、この分野のパイオニアであり、今なおトップランナーです。

今回の受講の一番の収穫は「断食=ファスティング」の知識がちょっとついたこと。栄養系なのに、断食とはこれいかに?

実は細胞には、自己修復機能があります。細胞は現代人に多い過食やストレスで、細胞内の小胞体というタンパク質製造工場が詰まってきます。詰まりすぎると小胞体はミトコンドリアと協議して、アポトーシス(細胞の自殺)をして、他に影響が出ないようにコントロールしています。

断食はタンパク質製造能を回復させたり、アポトーシスを正常に行えるようにリセットします。これがうまく行かず、細胞機能があらぬ方に行くのが癌です。

ちょうど一週間前の大相撲五月場所、怪我から復帰した横綱白鵬関が全勝優勝しましたが、断食も含めて栄養指導をしたのが山田先生です。

関取が断食ですよ?それで優勝!信じられますか?

重い方が有利と言われる相撲で、8Kgの減量!相撲界では初らしく、しかしこれで体のキレが戻ったのだそうです。ちなみにヨガもやったのだそうです。

断食も含め、細胞は軽いストレスで活性化する不思議な性質を持っています。ですから、水風呂・滝行・1分間の息止めなども、同様な理由で有効です。体に危機を知らせることで活性化する、原始的生理現象は現代人も変わりません。

山田先生は御年67歳だそうですが、さすがに活力に溢れ、セミナーでは誤った考えで日本を主導する官僚や医師に対し怒りの声を連発します!

糖質制限や高タンパク食を否定し、古来の玄米菜食に現代栄養学を加えた手法は、いわゆる分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)とは一線を画す理論です。高い実績があるだけに、私も断食も取り入れてこの考えを自分なりに消化してみたいと思います。

このセミナーは一般者向けもありますので、全ての方にオススメいたします。