18日に迫った台湾での第4回アジア太平洋顕微鏡歯科シンポジウムでの英語プレゼンの準備をしているので、今週のメールニュースはお休みしようかなぁと思っていましたが、どうしても書いておいたほうがよい話がありましたので、ちょっとだけ。
このメールニュースでも何回かとりあげたDeNAのキュレーションサイト問題です。
・DeNAサイト休止、ネット検索の"盲点"とは《読売新聞》
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20161209-OYT8T50027.html?from=ytop_os1&seq=03
・DeNA騒動、でたらめ医療情報サイトの影に2人の女 南場会長「ネット情報役に立たなかった」《夕刊フジ》
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161209/dms1612091530014-n1.htm
・「まとめサイト」問題で改めて問われる情報の質《毎日新聞医療プレミア》
http://mainichi.jp/premier/health/articles/20161209/med/00m/010/010000c
WELQの記事は???ばかりで、どうなっているのかと思っていたら、こういう仕掛けだったわけです。
私は「リライトソフト」というものがある事を知らなかったのですが、二束三文で雇ったライターにこのソフトを使って既存の記事を書き変えさせ、Googleが喜ぶキーワードを並べれば、たちまち検索のトップに躍り出ます。
そこには正しい医療情報を伝える意図はまったくなく、上位表示さえされればサイト広告で収益をあげられるという、囮ビジネスだったわけです。
ですからコンテンツの質は問われず、間違っていてもDeNAとしてはライターの責任で会社に問題はないと考えていた、収益さえ上がればそれで良いのです。
しかしそれが命に関わる医療情報だっただけに、上位情報なら信憑性があると勘違いした人が振り回されてしまい、企業倫理が問われたという流れです。
もちろん正しい情報が書かれていれば問題はなかったでしょうが、それではコンテンツが難しかったり、コンスタントに記事を集めることはできません。もちろんコストも時間もかかり、ビジネスにはなりません。
一般にマスメディアには、ウケさえすれば多少のウソも笑って済まされるという風潮があると思います。しかし医療情報にそれは通用しないということを、マスコミは学ことができるのでしょうか?
DeNAの会長は、会見の2日前にご主人を亡くされたそうです。お気の毒ですが、会社に同情の余地はありません。ネットの情報は玉石混交ですが、プロ野球チームを運営するだけの影響力のある会社に、今後の業界全体の方向を正すリーダーになっていただきたいものです。
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