2015年4月23日木曜日

 日本顕微鏡歯科学会をやってきた WDさん初登壇!


恒例?となりました日本顕微鏡歯科学会第12回学術大会をやってきました。参加だけじゃなく運営ですから、、、

今回は学会本体以外に大会の運営にも関わっていたのですが、他の委員があまりに良くやってくれたので、私はコチラに集中。

実はWDさんが初登壇なんですね、しかも歯科衛生士シンポジウムに。もう、ずーーーーーーと準備をしてきたのですが、なんと言っても初舞台ですから、傍で見ている私も緊張いたします。


上の写真は出だしの一幕、冒頭くらいはPCの前ではなく、前に出て挨拶するように言っておいたのですが、なかなかカッコイイぞ!


その前に私は、久しぶりに座長で3席をこなしまして(PC接続不良のため2分ほど空き時間ができてしまい、適当にしゃべってしまいました…)、


少しくらい質問もしたりします。演者に質問がないのは失礼ですよね。知ってる先生には「質問をしてくださいね」と言って回ります。大会を盛り上げるのは聴衆です。

その他、理事会〜評議員会〜総会を仕切るという、いつもながらの裏方でございます。


さて上の写真はWDさんの出番直前、余裕のピースサインです。


ムム!意外に落ち着いているぞ!前日の懇親会での酒が効いているせいなのか?声も上ずらず、普通にしゃべっているではないか!


スタッフはニコニコ、私はこの隣で引きつっていますが…


無事終了し、登壇者3名で全体討議。吉岡さんも上田さんもカッコイイ!


山本大会長から感謝状が贈呈されます。ありがとうございました!


最後はみんなで記念撮影。良い思い出になったのではないでしょうか。


最高の笑顔だね!


 感謝状は診療室のフロントにしばらく飾っておくつもりです。左はオマケ。


なお次期大会は、来年4月23日から札幌です。みなさん、今からスケジュールしておきましょうね!

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さて、学会としてこの歯科衛生士シンポジウムは4回目、今や歯科衛生士も顕微鏡をガンガン使い結果を出す時代です。その効果はそろそろ言い尽くされた感がありましたので、今回のシンポジウムは、先輩から後輩に伝える教育はどうあるべきかをテーマにしてもらいました。

教科書もお手本もなく、手探りで覚えた顕微鏡のスキルをいかに後輩に伝えて行くのか、やはり皆苦労をしています。



WDさんは私と一緒に仕事をして13年、よくよく考えてみれば何を教えてきたわけではありません。全部彼女が私の動きを盗み、診療方針を理解し、自分で組み立て直してきた結果で、それが今回の発表に結びついたわけです。

今回のシンポジウムでは彼女の1年目の顔写真を一瞬だけ使ってみたのですが、まぁそれは別人も別人。立場は人を変えると申しますが、その典型かもしれません。誰が見ても明らかに今の顔の方がイキイキした女性に見えるわけです。逆に言えば、誰もが駆け出しの頃とはそういうもので、そんな時代を乗り越えて来たからこそ話せる内容を素直に嬉しいと感じる事ができました。

初回にしてはいきなりの大きな講堂でプレッシャーもたいへんなものだったと思いますが、滑らずによくやったと思います。この日のために喜んでコンピューターを買い、診療の合間を縫ってプレゼンを組み、一人でリハーサルを重ねてきた努力が実る、、、スタッフの活躍が自分の事のように嬉しいのは非常に不思議な気持ちです。

大会は特別講演や別のシンポジウムなどの目玉が揃い、歯科衛生士シンポジウムの注目度は低かったかもしれません。しかし並行して行われるテーブルクリニックに行かずに一橋講堂に残ってくださった方の数の多さをみると、そうでもなかったのかなと思うのです。

どこの歯科医院の先生も、歯科衛生士にも顕微鏡を使ってもらいたい、そう思っているはずです。それにより患者さんが喜んでくれる姿は、私たちの一番の励みになります。学会の成すべき事の一つに、第二第三のWDさんを輩出する事もあるのかと今さら気づきました。

学会運営とは完全なボランティアで苦労は絶えないのですが、若い人の夢を現実レベルに引き上げる事はなるほど楽しいものです。後進を育てながら、もう少し頑張ってみようと思います。学会並びに大会運営に携わっていただきましたすべての方々に感謝申し上げます。

なおこのシンポジウムの内容は、例年通り11月に発売になる某誌YearBookに掲載予定です。WDさんはこれから原稿執筆にかかります。みなさん、読んでやってくださいネ!