2013年11月25日月曜日

VideoCast Vol.17・白い材料で治したい、けどちょっと注意しましょう!


VideoCast の17本目をアップしました。

白い材料で歯を治す機会が増えていますが、従来通り金属を使って治すケースとの違いが解らないまま行われるケースが多く、このビデオにもあるように残念な結果になる事がままあります。

金属は境目が変色しても目立つ事はありませんが、白い材料は適合や接着剤の不備があるとこのようになってしまいます。

また金属は絶対に割れる事はありませんが、白い材料は作成をきちんとやっていていも割れるトラブルがおきやすいので注意が必要です。

作成に慎重になるだけでなく、患者さんは歯ぎしり(TCH) に普段から注意し、最低でも半年に一度の噛み合わせの調整が必要です。

患者さんも気軽に「治してもらう」考えるのではなく、なぜムシ歯になってしまったのか、なぜ再発してしまったのかをきちんと考え、二度と同じ事を繰り返さないようチェックやメンテナンスを受け続ける事がとても重要です。私たちがいつも言っている「医療は受けるものではなく、参加するもの」とは、こういう事なのです。

型採りをする以前にきちんと歯が磨けていていないと、正確なものができません。このあたりは今まであまり重視されていなかった事ですので、特に気をつけていただきたい所です。

これから白い材料で治療したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。

2013年11月21日木曜日

今日は認定医審議会


おはようございます。本日は学会業務のため診療をお休みしています。学会認定医の審査会というのがあり、その審議官として出席してきます。

現在ほとんどの学会が何らかの認定制度を持っていますが、その基準は非常に曖昧で、名ばかりの認定医もあります。しかし日本顕微鏡歯科学会というところのそれは、治療中の動画を提出させるという厳しくも信頼できる制度で運用されています。

審議する側はたいへんなのですが、それが日本の歯科医療のレベルや信用度を上げるために必要な事と思ってやっています。さあ、今年は何名の認定医が誕生するでしょう?

審議会は午後から、私はいつものスターバックスで、月末のプレゼンやVideoCastの新作の編集をしています。

2013年11月20日水曜日

オープンセミナー テーマ募集!

次回のオープンセミナーは来年1月11日(土)に行います。
で、テーマは………未定です!(笑)

別にネタ切れというわけではないのですが、
あまりに話したい事が多く毎回どれにするか悩んでいるのです。


いつも思っている事なのですが
「みんないったいどんな話が聞きたいのだろう?」
という事です。


よくやるのが時事問題に絡めた話で、
インプラントトラブルや健康雑誌の裏話、


解りやすいところでは、ホワイトニングなどの審美、
インプラントにするときは何に気をつければいいか、
根菅治療って?コンポジットレジンて?自由診療って?


で、迷ったすえ、初めての試みとして
次回のテーマを「募集!」いたします。

こんな話を聴いてみたいという事を
以下のメールアドレスにご返信ください。

mail@y-dc.org

採用されたかたには
当診療室でのPMTC(クリーニング 1回¥5,250相当)を
サービスしちゃいます。
どしどしご応募ください!
なお締切は一週間後の11月27日です。


自分の健康は自分で守る時代、
医療は受けるものではなく参加するものです。
このオープンセミナーを通じて
皆さんの健康づくりにお役にたてればと思っています。

2013年11月17日日曜日

日本歯科東洋医学会に行ってきた


11月16,17日は大阪歯科大学で開催された、日本歯科東洋医学会に参加してきました。歯科に東洋医学というと不思議に思われる方が多いと思いますが、歯科も医学の一分野ですので無関係であるはずがありません。

今でこそ私も多くの学会に籍を置いていますが、歯科東洋医学会はたぶん一番最初に入会した学会ではなかったかと思います。私がそもそもレーザーを使い始めたのも、痛みの治療のために東洋医学で言うところの経絡・経穴という概念を学びたいことが発端になっています。(詳しくは2009年3月15日の歯界良好をご覧ください)

で、この学会に参加したのは実に10年ぶり、旧知の先生が実行委員長を努めるという事もあり行ってきました。

4年前に銀座に移転するにあたり新診療室の概要を10項目挙げていましたが、そのうちの一つが「波動、東洋医学療法の再開」でした。しかしこれは未だ実現に至っておりません。

今回学会に参加して、やはりやっている人はみんな凄いと感じます。今吉田歯科診療室では手術後の痛みのコントロールに鍼を多用していますが、それ以外はまったく行っていません。しかしこれを機に、漢方薬の処方を中心に再開しようと思います。

特に今問題になっているインプラント周囲炎への対応は重要で、メンテナンスを標榜する唯一のクリニックである私たちが率先して取り組まなくてはならない課題であると考えています。

漢方は鎮痛剤や抗生剤などのいわゆる西洋薬とは全く違い、患者さんの体質や現在の状況をある程度読まないと効きません。また一般に副作用がないと思われていますがそんな事はなく、やはり処方は慎重になります。早くそのあたりに目処をつけ、自由診療ならではの漢方治療を実現させたいと考えています。

この学会にはアスリートが多く、フルマラソンを完走する仲間が何人もいます。先の大阪国際マラソンにも誘われてはいたのですが、私の今の膝の状態では15kmが限界なのが解っているので、残念ながらパス。なんとか治癒させて、いつか走ってみたいと思います。

また新たな目標ができてしまった貴重な二日間でした。

2013年11月6日水曜日

Open Seminar vol.52 をやりました


先週の土曜日に、第52回のオープンセミナーを行いました。2ヶ月に1度の開催はなんとか続いています。

今回は非常に広範囲の話を用意し、自分としてもどうまとめようかと迷ったのですが、意外にもすんなり進んでしまいました。

来場者数も15名と、横にお座りの方はちょっと見づらかったかもしれませんが、ちょうど良い人数ではなかったかと思いました。

さて次回のオープンセミナーは、お正月明けてすぐの1月11日(土)です。テーマは思案中なのですが、何の話が聞きたいか公募しようかなと思っています。詳しくはまたこの場でお知らせいたします。