2012年12月31日月曜日

今年もありがとうございました


間もなく2012年が終わろうとしています。皆様にとって今年はどのような一年だったでしょうか。私にとっては自由診療専門の診療室に切り替えた事からくる様々な準備に追われた年でした。


システムとしてまだ途半ば、皆様にはいろいろ解りにくくてご迷惑をおかけしてしまった事もありました。来年はシステムを完成させ、もっと解りやすくスムーズな診療を目指します。


診療以外にも学会や研修会などの行事や役職が多くてたいへんでしたが、自分より若い先生が学ぶ場を提供する事は先輩の役目と思い精一杯がんばりました。来年はさらにその傾向が強くなると思いますが、理解してくれる仲間が増えて来た事もあり、よりハイレベルを目指したいと思います。


このBlog:歯界良好はけっこう書きかけが多く、もっとマメにUPできたらと反省です。年始にいくつかUPできたらと思いますので、お楽しみに。


さてこうなると体力が勝負となりますが、朝ランをスロージョギングに切り替えた事が非常に大きく、だいぶ体質改善になっていると思います。


来年はハーフマラソンくらいは出れたらなと思っています。けっこう抽選とかたいへんなんですけどね。


というわけで今年の私の10大ニュース第一位は「スロジョグ」です。写真は今年最後のスロジョグとなった12月29日朝に走りながら撮った写真です。


私が大好きな等々力渓谷から多摩川にかけてのコースをご覧いただきながら大晦日を締めくくりたいと思います。皆様、良いお正月をお迎えください。新年は1月7日(月)から通常診療となります。


2012年12月28日金曜日

12月28日(金)は急患のみ対応いたします



2012年も皆様のご協力を得まして、滞りなく診療を行う事ができました。本年の診療は12月27日をもって終了いたしました。

なお12月28日(金)は急患のみ対応いたしますが、電話には出る事ができません。ご連絡は留守番電話、または下記のメールアドレスまでお願いいたします。

新年は1月7日(月)より診療いたします。

電話 03−3248−0418

2012年12月16日日曜日

「見える歯科治療へのご招待」をやってきた


既報の通り去る12月9日(日)、こどもの城にて顕微鏡歯科ネットワークジャパン(MDNJ)主催の初の一般向け講演会「見える歯科治療へのご招待」を開催いたしました。

当日は約30名の方にお越し頂き、またUSTREAMでは推定60名の閲覧がありました。アナウンスがよくできなかった事もありましたが、初回はこんなものかな?ってところでした。

私は全体進行と、最初の医学と顕微鏡の歴史などの話を担当させていただきました。最後は来場者に千円札を顕微鏡で覗いてその差を実感していただいたりと、盛りだくさんな90分でした。詳しい模様はまもなくMDNJのサイトにアップされますので、またご報告いたします。

顕微鏡が本当に「使えている」歯科医師を紹介するMDNJは今後もこのような講演会を予定しており、一人でも多くの患者さんに良い治療の機会を得ていただければと考えています。今回来れなかった方、次回はぜひともお越し下さい!


2012年12月9日日曜日

見える歯科治療へのご招待

Live stream videos at Ustream


見える歯科治療へのご招待

  • 日 時:平成24年12月9日(日) 14:30〜16:00
  • 場 所:こどもの城 903研修室 東京都渋谷区神宮前5-54-1
  • 入場無料です

2012年12月6日木曜日

日本レーザー歯学会 in 神戸

今年も恒例の日本レーザー歯学会の学術大会に出席してきました。この歳になって初めての神戸です。


会場はポートアイランドの神戸国際会議場。あのポートピアから既に30年が経ったのだそうです。早いものです。


既報の通り、私は安全講習会で「レーザ治療を成功に導くために」と題し20分程の時間をいただきました。大会の一番最後という事もあり、僭越ながら大会の総括も織り交ぜてみました。以下はその話です。

今回発表の中に「顕微鏡との併用が安全と治療効果の向上に有効」という話がいくつかあり、これは去年まで見られなかった傾向です。やっと時代がここまで来たかと嬉しい驚きです。

またエルビウムヤグレーザーの根管治療への応用の現実的な話や、半導体レーザーの透過性の研究など、私が知りたかった話がたくさんありました。

一方ポスター発表でレーザーアクシデントの事例報告がいくつかあり、我々研修委員会の安全講習会の重要性が改めて示されたと思います。大会テーマの「レーザー歯学を再考する」は安全教育の面から再考されるべきで、メーカー主導の単純な臨床結果を示すだけの講習会ではいかに危険かを、理論と症例を通してお話してみました。うまく伝わったでしょうか?


さて神戸にはいつもお世話になってる企業の本社があり、この機会にと表敬訪問をさせていただきました。でその後で連れて行っていただいたお店で神戸牛をいただきました。なるほど、これが………!素晴らし味でした。


先月は大阪でしたし今月は神戸、東京を離れてみることは良い事です。見知らぬ土地に行く事は新たな発見があり、心も新鮮になります。そんな事をさせてもらえる自分が幸せだなと思うのでした。



2012年12月5日水曜日

マイクロデンティストリー YearBook 2012 が刊行

日本顕微鏡歯科学会ではクインテッセンス出版社刊のYEAR BOOK の編集をやってまいりましたが、この度めでたく刊行となりました。パチパチパチ(←拍手です)


別冊 ザ・クインテッセンス
マイクロデンティストリー YEAR BOOK 2012
【歯学書.COM】

この本は今回に限り、学会員に無償配布となります。もうみんなの所にとどいたんだろうな〜と思っていたら、数か多いのかまだの方が多いようです。私は執筆者だったので早く着いたようです。スミマセン……


入稿したのが7月くらいだと思いましたので、忘れた頃にやって来た感じです。出版にご尽力いただきました全ての方々に感謝いたします。

それにしてもこの本、非常に濃いです!!!以下より立ち読みもできます!


「こどもの城」の閉館に思う

日曜日に迫った「見える歯科治療へのご招待」の準備が進んでいます。昨日は4人でカラオケボックスに行き、カラオケなど一曲も歌わず最後のツメのミーティング。なぜカラオケボックスなのかと言うと、大画面テレビで予行演習ができ、食事もとれるという事で便利なんですね。

さて過日その会場となる「こどもの城」へ入り口のチェックや椅子の配置やらの検討のため下見に行ってきました。ご存知の方も多いと思いますが、この建物はあと2年ちょっとで閉館となります。エ〜、もったいない〜!


【朝日新聞】

私ももう15年以上前にこどもを連れて行った事がありますが、「ずいぶん立派な施設だなー」と驚いたものです。けど都心にこれだけの物を造っても需要ってどれだけあるんだろう、わざわざ来る人がどれだけいるのかなと思っていました。事実私が使ったのも数回でしたし。

で、近年は利用者が激減だそうで、仕分け対象にもなっていたそうです。地方にも立派な施設が増えましたしね。

しかしたった30年で壊すってのは釈然としません。これくらいで老朽化してしまうのは困ります。「良い物をきちんと造り、永く使う」という考えからは外れていたのでしょう。

お役所的な感覚も事業を困難にする要因だったかもしれません。国が運営する以上は国でなくてはできない中核事業を誘致し続け、多少の赤字でも存続が理解されるだけの事ができなくてはなりません。

結局この施設が「絶対に必要だ!」という強力な意思を持った人がいなかった事が大きな要因だったと思います。何か遊休地を有効活用できないかという発想だけで造られたような気がします。

それしても「子供に夢を」という志を持って国が運営する事はできないのでしょうか。それこそ少子化に歯止めをかけるという意思表示の象徴となれないものなのか、そうであれば多少の赤字を容認できる雰囲気にもなると思います。つくづく残念です。

消えて行く事が決まった施設で歯科治療の現実と未来を語ろうというのも、何か不思議なものですね。さて、準備はまだまだ続きます。