2009年9月27日日曜日

口腔インプラント学会

金曜の夜から大阪に入っています。大阪国際会議場で開催されている口腔インプラント学会に出席です。

この学会も大きくなったもので、ほぼ二日半もの日程がありながら演題があまりに多いのために、講演が同時に5題くらい並行で行われています。

まあそれも当然で、やはりインプラントなくして今の歯科医療は語れません。たとえインプラント手術をしない先生でも、インプラントの知識は絶対に必要な時代です。集まる人数は多くなります。

それに加え、一連のインプラント治療を滞りなく行うには歯科医療のほぼ全ての分野に長けていなくてはならなりません。各分野のエキスパートが集まり、学会の規模は大きくなる一方です。

チャレンジングな開業医主体で伸びてきたこの学会も、基礎研究や根拠が明らかになってきたためか、一頃あった???な発表は私が見る限りなくなっているのにホッとします。

さて「メンテナンス」を標榜する当診療室の代表たる私が最も興味がある分野は「インプラント周囲炎」です。インプラントの周りが歯周病のように感染し、骨が無くなって行く病態です。

残念ながら今のところこの分野で決定的な見解はなく、改めてインプラントの特殊性が浮き彫りになってきたという所です。


さて今回は大阪での開催という事で、日頃お世話になっている大阪の先生と会う約束をしていました。いつも大阪から患者さんをご紹介いただいている先生で、たまに電話でしか話しをしないので今回は良い機会だから会おうという事になっていました。

いろいろ患者さんについてお話しをしようと思っていたのですが、ばっちり夜のキタ巡りとなってしまい、結局ホテルにチェックインしたのが午前3時過ぎ!実は学会とは普段会えない人と合う絶好の機会、半分お祭り的な所もあるのです。今回は発表がないので気分的に楽ですが、いつもこういうわけには行きません。歯科医師とはこういう面でも体力がいるんですね。