2014年2月28日金曜日

4月1日からの診療費について

患者様各位

平素は当診療室をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。さて4月1日からの消費増税に伴う診療費の改定について以下の通りお知らせいたします。

  1. 現行5%から8%に消費税率が改訂となる事に伴い、窓口及び銀行振込での金額が変更となります。
  2. 材料費や外注技工料も変更となる関係上、作製に関わるコストも改定されます。しかし現時点ではそれらの価格が示されておらず、何の治療がどれくらいの金額になるかがお知らせできません。
  3. 3月31日までに完了した診療につきましては、4月1日以後のお支払いであっても5%の消費税となります。
  4. 4月1日以後に完了する診療のうち、診断や技術に関わる料金は3月31日までであれば5%のご請求となり、外注技工物などの装着に関する費用は8%のご請求となります。
  5. 現時点では診断や技術に関わる部分の価格改定は消費増税分以外には考えておりません。
  6. すでに発行されている見積書は3月31日まで診療が完了する事を想定しております。4月1日以後の料金につきましてはスタッフまでお問い合わせください
なお3月は診療が混み合うことが予想されますのでご予約はお早めに、また少しでも多くの患者様に希望通りのお時間がとれますよう、変更なども早めにお知らせいただけますようお願いいたします。

2014年2月20日木曜日

Act or Die !? 顕微鏡が明らかにした現実に応える


久しぶりに単独の一日講演会を行いますのでお知らせいたします。

4月20日(日)日本臨床口腔外科医会の研修会、場所は大阪大学中之島センターです。福岡での日本顕微鏡歯科学会の翌週なのでかなりハードです!

ご覧のようにものすごい副題つけられてしまいましたが(本題より扱いが大きい!?)、大阪ではこれくらいやらなくてはいけないのだそうです!?やられないように、今から鋭意準備中です!!!

なお企業展示も同時に行います。顕微鏡関連の主要メーカーが出展いたします。歯科医療関係者の皆様、是非参加をご検討ください!

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第27回 日本臨床口腔外科医会研修会
日本歯科医師会生涯研修認定

Act or Die !? (やるかやられるか!?)

顕微鏡が明らかにした現実に応える
最新のデータでは国内歯科における顕微鏡の所有率は6%と言われています。

口腔外科領域で顕微鏡は血管縫合の際のマイクロサージェリーの器械として大学や病院関係の先生方に利用されていますが、一般の歯科治療に応用されている方はまだまだ少ないのが現状です。

歯科治療用顕微鏡は、露出歯根面被覆のための歯肉移植や根菅治療における破折器具の除去などの特殊性の高い治療用装置として紹介されてきたこともあり、あまり日常臨床とは結びつかず自分には関係ないとお考えの先生が大多数ではないでしょうか。

しかし、実用化が進むとともに、顕微鏡の使用は歯科臨床に多くの福音をもたらすことがわかってきました。今回の研修会では、顕微鏡歯科学のパイオニアとして歯科臨床への応用を進めて来られた、顕微鏡歯科学会の事務局長である吉田格先生をお呼びして、その発展と問題点をあますところなくお話していただくことになりました。

臨床の動画を多数紹介して頂き、実際に顕微鏡を使ってデモンストレーションも行って頂きます。

本音トークをモットーにしている「日本臨床口腔外科医会JACOMS」ならではのセミナーに是非ご参加いただき、最新の顕微鏡歯科学の知識を先生の歯科臨床の発想にお役立て下さい。

なお、講演終了後、懇親会を企画していますのであわせてご参加ください。



【講演

顕微鏡の実用化は歯科臨床に多くの福音をもたらしてきました。

しかし、思い切って購入したまでは良かったが…「こんなはずではなかった」「これからどうすればよいのか」など、顕微鏡が明らかにした現実に直面した臨床家の悩みが私の元にも届いてきます。はたして多くの時間や予算を費やし、今まで築いてきた診療スタイルを変えてまで顕微鏡を導入するべきなのか?

確かに顕微鏡は有効に活用できるようになるまでにはある程度の修練が必要であり、軌道に乗るまでは経営リスクを伴ないます。顕微鏡導入をビッグチャンスに変えて一歩一歩前進してゆくのか、自分には不都合な真実と悲観し知らなかった事にしてゆくのか、いずれ近い将来、選択せざるを得ない時期が訪れるでしょう。

本講演ではまず顕微鏡が明らかにした現実を分野別にご覧いただき、そこから私が辿った険しくも楽しい道程について、臨床動画を交えてお話しいたします。見えそうで見えなかった歯科医療の現実を俎上に挙げますので、皆さまの日常と照らし合わせてご評価いただければと思います。

さらに顕微鏡導入にあたり、必ず立ちはだかる経営問題についても時間が許す限り言及いたします。2~3年後、あの時顕微鏡の話を聴いておいて良かったと思っていただけると確信しています。

講師:吉田 格(よしだ いたる)先生 (日本顕微鏡歯科学会理事・認定指導医、日本レーザー歯学会
認定医・評議員、日本レーザー医学会認定歯科医1種、東京都中央区開業)

講演内容:・顕微鏡が明らかにした現実とは
     ・各分野への応用(保存・補綴・矯正・外科・予防)
      ・診療所に顕微鏡を導入して行くポイント(練習・スタッフ教育・設備・経営)
     
開催地 : 大阪大学中之島センター 7F 703会議室 
 〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 

日程: 平成26年4月 20日 (日)10:00~ 16:30 
    定員100名:本講演に関心のある方はどなたでもご参加できます。
( 昼食はお弁当を用意しております。)先着順で定員になり次第締め切ります
 
参加費:歯科医師:20,000 、コデンタルスタッフ:10,000
懇親会:講演終了後~18:30(参加費無料)

本音トークをモットーにしている日本臨床口腔外科医会。講演終了後、大阪大学中之島センター9F交流サロンにて講師を交え懇親会を開催します。参加ご希望の方は申込用紙にご記入下さい。

申込先:日本臨床口腔外科医会(JACOMS)事務局
〒661-0021兵庫県尼崎市名神町1-11-1アビーロード名神1F いぶき歯科医院内
 振込先:紀陽銀行 羽倉崎支店 (普通預金)442294

口座名:日本臨床口腔外科医会 会計 栗本拓哉

お申込方法:下記の用紙に必要事項をご記入の上Fax06-6872-5968)にてお申込下さい。
なお、お振込み確認をもって参加確認証を送付させていただきます。      
ご質問等は j-info@jacoms.gr.jp までメールにてお願いします。
                                                  
お申し込みご入会については、日本臨床口腔外科医会 URL http://www.jacoms.gr.jpでもご案内しています。

日本臨床口腔外科医会は、東北の震災遺児たちの高校卒業後の進学を支援する団体「みちのく未来基金」
http://michinoku-mirai.org/ を応援しています。

祝!17周年


本日2月20日は、吉田歯科診療室17回目の開設記念日です。

1997年に日本橋本町でスタートし、大きな改変を繰り返しながら今日に至りました。

ここまで来れましたのも患者様初め多くの理解者に助けられてきたおかげと心得ております。

今後もさらなる進化を目指してゆく所存です。よろしくお願いいたします。

2014年2月19日水曜日

VideoCast18 意外に知られていない、歯ブラシの選び方と当て方


VideoCast の18本目を作成しました。今回は基本中の基本である「歯ブラシの選び方と当て方」について、顕微鏡からの動画を用いて解説しています。お相手は今回もノリちゃんにお願いいたしました。

さてスーパーに行くと、それはそれはたくさんの種類の歯ブラシが並んでいます。皆様はどのような基準で選んでいますでしょう?コチラを見ると、売り場の前でけっこうアレコレ迷う方が多いようです。

しかし選ぶ基準は実に簡単、それは「まっすぐな、当たり前の形のものを選ぶ」それだけです。そうではない変形歯ブラシ、すなわち曲がっていたりわざと段差をつけた製品は、それなりに意味があるものもあるのかもしれませんが、多くは目立つための小細工です。

歯ブラシは、まず当たる時のスタートポジションが重要です。これがずれていると、いくら動かしても意味がありません。まっすぐな歯ブラシはであれば、メーカーが違ってもスタートポジションは変わりません。

しかしそうでない変形歯ブラシでは、買い替えるたびにスタートポジションをわざわざ確認する必要があります。これは無駄な努力です。

最近流行の「毛先が細い」製品も良くありません。ビデオをごらんになって一目瞭然ですよね。まったく掃けていません。突っついているだけで、歯垢を動かす力がありません。

しかしこの突っついている感覚を「磨けている」と勘違いしてしまう、これがも問題です。歯垢が固まりにくい高校生くらいまでならば、突っついているだけでも効果があるかもしれません。ところが中高年のように歯垢が固まりやすい方には、お勧めする理由がありません。

歯ブラシには「歯科医院専用」という製品があります(保健所は認めたがらないようですが)。専用品にはこのような毛先が細い製品はありません。同じ目的でありながら、スーパーで売られているものとは違います。それだけ消費者はバカにされているのだと思います。

歯ブラシのように単価が安く地味な商品で利益を出すには、まず目立つ事が重要だと思います。私が商売人であったらそう考えます。奇抜な形や色にして、広告をたくさん打つでしょう。そうやって、当社の製品を使えばムシ歯や歯周病を効果的に予防できるというイメージを消費者に訴え続けます。

しかし現実は違います。歯ブラシで一番大切なのは「モノ」ではなく「知識」です。自分の歯がどこにあり、そのどこがポイントなのか?これがわからなければ、先ほどのスタートポジションすら解りません。

これらの事は著書にはずいぶん詳しく書かせてもらいましたが、その部分の反響はあまり聞きません。実は歯ブラシについての出版は企画としては良く聞くのですが、出版社はますとりあってくれません。そんな本を出しても売れるはずがないという判断です。世の中で思われている歯ブラシとは、実はその程度なのです。

しかし私たちは思っています。歯ブラシ一本が日本の高齢社会を変えると。せめて私たちの診療室に来てくださった方、そしてこのVideoCastを見た方だけでも、気がついてくれたらなと思っています。

是非このVideoCastをご参考に、ご自身の歯の磨き方を変えて行っていただければと思っています。何かに投資するよりまず、自分自身に投資してみてはいかがでしょう。

なおVideoCast全18編とスペシャルインタビュー4編は、こちらからまとめてご視聴いただけます。ぜひご活用ください!